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クラビオーラって、ご存知ですか?

先週、何年かぶりにフェスに伺い、秦基博、マカロニえんぴつを堪能するなどライブの時間が生活に戻りつつあることが嬉しいです。
 
舞台と同じで、チケットは買うけれど、「その場を共有した時間」は後からは買うことはできません。
週末に連れて行っていただい折重由美子さんのライブを堪能しながら改めて思いました。
 
彼女は日本、いや、世界でも珍しい「クラビオーラ」奏者です。
形だけ見るとアコーディオンのような鍵盤楽器に見えるけれど、
口で息を吹き込みながら音を出すので、
子どもの頃、学校の授業で吹いた記憶がある「鍵盤ハーモニカ」の大型版といった感じでしょうか。
 
戦後、日本が最初に輸入した鍵盤ハーモニカのメーカー「ホーナー」社(ドイツ)が、クラビオーラをデザインし、90年代半ばに世界中で発売されました。
しかし、売れ行きが悪く、数カ月製造されただけで生産終了になったのです。
逆に、それが今となっては貴重になるのだから、わからないものですよね。
 
温かい音色が、心地いい。
クラビオーラを「ひょうたん笛」のような音と評する方もいれば、
今回のライブに連れて行ってくださった近所の先輩夫婦は、「オカリナ」のような音と評されていました。
ビブラートをかける際など、微妙に調整する技をライブで直接、拝見したことで、自宅で聞く際の楽しみも広がりました。
 
普段、折重さんのアルバムは「魔法の毛布」と「夜空ニ春想フ」を聞いていて、入浴中、もしくは寝る前にタイマーセットで聞くことが多い。

特に浴槽を真っ暗にして聴くのが好きです。
そういえば、先日、東京の母の自宅の24時間風呂の機械が新調されていて、
リラックスモードにすると浴槽を様々な色で静かに照らしてくれるのですが、
この時も、やはり、真っ暗にして折重さんのアルバムを流したら、ぴったりでした。
音楽に疎い僕が綴っているので、いろいろ間違っていたら、ごめんなさい。
 
さて、写真をと思うのですが、ないんです。
「ライブ中、写真撮影しても大丈夫ですからね」
 とうかがったのですが、ライブ中、写真を撮る習慣がなかなかなく、スマホを向けることに緊張してしまい、残っていたのは、楽器のみを映したこの写真のみ……とほほ。

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