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和ハッカの使い方を間違えると?

包丁、車、スマホ……「便利」だけれど、使い方を間違えると危ない物は世の中に多い。
昨日、そんな話をしていたなぁと思いながら、今朝の僕は、眉間に皺を寄せ、口を「ほ」の字にして耐え忍んでいます。
 
今年は、捨てられない性格の母が、我が家に嫁いで約60年の間、家のあちこちに溜め込んできた物を整理しています。
「私が死んでからにしやぁ」、
「この様子やと僕が先に死ぬかもしれへんやろ?」、
「ほんなら、あんたの物を先に処分しやぁ!」
「よく息子にそんなこと言えるな!」
 あいもかわらず母子戦争が激化し、なかなか進まないけれど。
 
そんな中で発見されたハッカ油。
「北海道旅行の時の土産の残りやがね」
20年ほど前の物らしい。
「もう捨てるよ」
「もったいない!ハッカなんか腐らへんわ!」
 ここでもひと悶着。
 
その時、スマホで調べたのですが、
シソ科のハッカは歴史が古いようで、エジプトやギリシアでは紀元前から使用され、日本では江戸時代あたりから。
正確には洋種のハッカと和種のハッカがあります。
違いは洋種はハーブとして料理や飲み物に利用し、
和種のハッカはメントールの含有量が多いので、消臭や薬用などに使うらしい。
 
そこでスプレーに入れ替え、母がおむつを交換した後のトイレの消臭剤の一つとして使用することに。
これが「便利」で、このところ朝にワンプッシュする習慣ができ、さわやかな香りが広がります。
 
今朝、その香りを堪能しながら、用を足していました。
トイレットペーパーカバーに水滴の跡のような物を発見し、
トイレットペーパーで軽くふき取り、そのままお尻を拭いたのです。
 
ズボンを上げて、しばらくするとお尻に違和感を覚えます。
ジワジワと。
そして、激辛料理を食べた翌日のようなお尻の痛さにまで発展しました。
まさに尻に火がついたのです。
 
水滴の跡は和ハッカでした。
湿布を尻の穴に貼っているようにメントールに刺激されながら綴っています。
「便利」だけど、使い方を間違えると危ないことを改めて実感しているところ。
 
以前、インド人から象は危険とも便利とも聞きました。
実感はわかなかったけどね。

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