共和国と民主制とスーダンと
「共和制」と「君主制」、それに加えて「民主制」の違いを、未だにうまく説明できないんだよなぁ。
「大統領」と「首相」が二人いる国で、それぞれの違いを説明できないのと同じように。
スーダンの内戦で、邦人が脱出するニュースが流れ、
正式名称が「スーダン共和国」の表記に「あれ?」となったのです。
独裁国家のイメージがありました。
その前に「共和制」と「君主制」から復習です。
スマホって便利ですね。
共和制とは、国王がいない国、よって、国の代表を大統領として国民が選びます。
アメリカやロシア、ヨーロッパで言えば、フランスやドイツといったところ。
ちなみに「大統領」がいる国の「首相」は行政機関の代表になり、議会で議員に選ばれ、役割は国によって違うけれど、権限は大統領より小さいらしい。
「君主制」はというと、国王がいる国です。
日本は国王(天皇)が存在するので君主制。
だけど、国の在り方を憲法によって定めているので、教科書で習った「立憲君主制」になります。
イギリスも同じ。
日本は「象徴天皇制」と厳密には違うという話を入れていくと、どんどん長くなるので、このくらいで。
それより、やっかいなのが「民主制」という言葉。
民主制とは、国民が主権、つまり、国民が支配する制度です。
国民が選挙で与党を選び、与党の代表が内閣総理大臣になって国を治め、内閣を組織していく、よって日本は民主制なんですよね。
でも、国の代表を国民が選ぶ「共和制」ではありません。
そこから考えていくと、「共和制」=「民主制」ではないということになります。
共和国の名前がつき、一応、小さな政党が存在するけれど、事実上、一党独裁の中国のような国は世界中にあるらしい。
その一つが30年ほど独裁政権のスーダン共和国でした。
それが4年ほど前、反政府運動が全土に広がり、国防軍が大統領を解任し身柄を拘束し、独裁政権が終了します。
民主化への模索を始めたのですが、いくつものゴタゴタを経て、今回に至ったらしい。
ここまで調べつつ、説明していたのですが、調べ終える頃には、「何の話?」と母から言われるわけで。
とほほ。
写真はスリランカにて。
この国も政情不安が続き、コロナ禍でさらに大変なことに。
昨年、国家としての破産を宣言してしまいました。
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