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インド人が中国人を超える?

安八(あんぱち)町の人口は15千人弱。
自分の町の人口を意識するようになってから、人口の数字に敏感になり、旅をする際、視点が増えたように思います。
意識し始めたのは10年ほど前、在留外国人レストラン巡りの旅。
当時、在留外国人の数は200万人ほどで、彼らで岐阜県と名古屋市程度の自治体を創ることができるんだなぁと思ったことがきっかけです。
 
来年、インドの人口が中国の人口を超えるらしい。
どちらも14億を超える国です。
ざっと安八町クラスの自治体が10万できる計算……想像がつきません。
 
インドの人口増加の背景には、
中国を上回る経済成長率の高さ(2050年にはGDPがアメリカも抜き、中国に続き、世界2位になると予測される方も)に加え、
世界で最も高かった乳幼児死亡率(20%以上)が改善されてきたことにあると言われています。
 
インドの人口増加だけではなく、人口構成の若さが際立っています。
いわゆる生産年齢(1564歳)が多い。
そうすると個人消費の活性化していくようです。
インドは生産年齢人口が7割近く、10億人に近い。
日本はというと6割を切っています。
 
日本は人口減少が叫ばれているけれど、世界では人口が増え続け、
現在、78億人ほどですが、40年後には100億人を超えるらしい。
増えた人たちは、いったいどこに住むのか。
外国に目を向けることも選択肢の一つ。
 
そういった意味では日本は魅力的な国で、
10年ほど前、お目にかかった在留外国人たちからも、よく耳にしました。
もちろん、様々な側面から考えると、そんな簡単な話ではありません。
政府も一気に流れ込まないようコントロールしているのでしょうが、
高齢化社会が進んでいくと、一つの選択肢となっても不思議ではありません。
介護士不足で東南アジアの方々の力を借りなくては成り立たない現状も、その兆候の一つなのでしょう。
既に安八町含め、近隣自治体でも介護士不足は切実で、僕の母にも影響が出ているんだよなぁ。
昨晩、インド人に母の介護を手伝ってもらう夢をみたので、いろいろ考えていました。
 
さて、最初に綴った、それぞれの人口ですが、10年後の今の状況。
岐阜県の人口は200万人を切って減少し、
名古屋市は220万人程度にまで伸び、
在留外国人はコロナ禍で減少したとはいえ、276万人にまで増えていました。

インドのバイクタクシーも世界中で走る日が……それはないか。

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