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「議員視察」のこと

「議員視察」の字面だけで印象はよくないですよね。
税金を使用させていただいているので様々な意見があることも覚悟の上で綴ります。
あくまで小さな町の町議会議員の一人として。

僕の場合、選んでいただいた直後、コロナ禍だったこともあり、
今回、4年目にして初めて1泊2日の「議員視察(正確には常任委員会視察研修)」でした。
移動は安八町保有のマイクロバスで、宿泊はビジネスホテルなどやりくり上手の議会事務局が手配してくださいます。

視察先は安八町の未来をつなぐ参考になりそうな自治体で、
今回は、デマンド型地域交通「近助タクシー」(白ナンバーの乗用車を使い、地域の住民がドライバーになる自家用有償旅客運送)の先進自治体「永平寺町」、
若狭美浜インターチェンジから1分の場所に位置する産業団地の分譲開始を始めて7年ほど経った「美浜町」。

それぞれの自治体の担当者から進めてきたからこそ見えてくる実情や課題をうかがい、
安八町に落とし込んだ場合、どのように応用できるかなど質疑応答を通じて考えを深めていきます。

普段であれば、会議で終わりですが、
バスの移動中、食事中などの時間でも、それぞれの議員の考え方、執行部(役場の担当管理職)の考え方を交えて話は続きます。

特に、普段、あいさつ程度しか交わさない先輩議員たちから、じっくり話を聞き、教えていただく機会をいただけたことは、ありがたかったです。
それぞれの地区の事情や取組、議員個人の背景まで話をうかがっているうち、
普段、表面しか理解していなかった、その方の考え方への気づきもあり、貴重な時間でした。

写真は、今年、全国で初めて認可された永平寺町を走る自動運転レベル4の路線。
車両に乗れなかったので路面だけですけどね。
コスト課題(バスは、まだ日本製はなく、輸入になり、バス本体だけで5000万円ほど。デジタルマップ制作、遠隔監視システムも含めたら1億は超えます)、山間部のGPS問題、永平寺鉄道路線の再活用など地域事情もあり、朱色の部分に電磁誘導線(イメージとしてはゴルフカート)を埋め込んだタイプの自動運転らしい。

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