多面的支払交付金事業って何?
母の召使いデー。
病院(昨日は耳鼻科)、ハートピア安八内のカフェのモーニング、そして話題のコスモス畑へ向かいました。
現在、お隣の墨俣(大垣市)の畑一面に広がっています。
「これなんやね?」
「多面的機能支払交付金事業」と記された旗を見ながら母が言います。
「字のごとく交付金事業やんか」
「わからへんのやろ?」
「うるさい!今、調べるがや」
以前、安八町でも役場の担当課長から会議で説明を受け(安八町のいくつかの区では防草シートをはるなどの事業で利用しているそうです)、
なんとなくわかっていたつもりですが、いざ聞かれるとうまく答えられません。
つまり、理解していないということなんでしょうね。
検索エンジンの力をお借りながら答えることに。
国(農林水産省)の交付金を利用した事業で、
6年ほど前から、「農業を支える施設を維持管理するための地域の共同作業」という形で交付され、活用されているらしい。
2年ほど前、三重県多気町で多面的機能支払交付金事業の話をうかがったことがありました。
「立梅用水」と呼ばれる農業用水を地域の方々で補修管理し、防災用水としても活用され、そういった活動資金で2千万円ほど補助金が出ていたという話をうかがったのです。
当時、農業に関心がなかった僕が、どうしてそんな話を知ったのか。
滞在中、現地の建築家とランチ中、彼の携帯電話に連絡が入りました。
グループで育てている田んぼにイノシシが入り込み、食い荒らしたの連絡が入ったのです。
イノシシは一度、食い荒らしたところは再度、訪れるので、すぐ稲刈りをしなくてはいけないらしい。
しかし、突然、しかも平日の昼間なので、皆さん手が空きません。
そこで、ぶらぶら散歩しているだけで、特に予定のない僕が手伝うことになりました。
そのグループは農業従事者ではなく、コンバインなどもなく、手刈り。
本来、イベント的に子どもたちが訪れ、一日がかりで刈る予定にしていたようです。
僕のあまりの不慣れな様子に、近くで作業していた農家さんが見兼ね、
僕でも使うことができる機械を貸してくださいました。
その時に多面的機能支払交付金事業の話もうかがい、
翌日、事務所へ遊びに伺ったのです。
教育も絡んだ、いろいろなビデオを見せていただいたんですよね。
皆さん、お元気かなぁ。
「全然、説明になっとらんがね。まぁ、ええわ。コスモスがきれいやで」
母は文句を言いながらも、ご満悦でした。
我が家の畑か庭にコスモスを植えてみたいなぁ。
来年、撒いてみようと思います。