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「ぼっ〜」が必要な理由

 「ぼーっ」の時間が多い一日でした。
畑の作業をしようと思っていたのですが、前日からの雨で、できそうにありません。
だったら大掃除に手を付けるかと思ったけれど、スーパー銭湯へ向かいました。
「ぼーっ」の時間を満喫しに。
 
テレビからワイドショーが流れるサウナで、ぼーっ、
露天風呂に出て身体を冷やし、そして、また温めながら、ぼーっ、
ハンモックでカネコアヤノのアルバムを聴きながら、ぼーっ、
食堂で、ニンニクちゃんぽんをすすって、ぼーっ、
モンゴル式サウナで昼寝を兼ねて、ぼーっ、
カフェでマロンソフトクリームを食らって、ぼーっ、
岩盤浴でサラサラの汗をかきながら、ぼーっ、
最後に再び露天風呂でぼーっ。
夕方のミーティングまで「ぼーっ」の時間を満喫していました。
 
「ぼーっ」としながらも、
あれやってみようかなぁとか、
「あれ」と「これ」は繋がりそうだなぁなどと、
ニタニタしていることもあれば、
あっ、あの件、忘れてた!
全然、進まないなぁ……なんて言ってないでやらなきゃなぁなどと顔にお湯をかけながら叱咤しているなど、脳を整理しながら動いているのです。
「ぼーっ」は、僕にとって大切な時間。
 
「何もしない言い訳だよね」
とパートナーからは言われるけれど。
無表情で。怖い。怖い。
 
そういえば、「今、欲しい物ないんですか?」と先日、美容室で質問され、答えられなかったんだよなぁ……ってことも「ぼーっ」としながら思い出しました。
しいて言うなら、庭に、これくらいのタイル風呂が欲しいかなぁ。
半身浴しながら「ぼーっ」としたい。
 

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