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ドキュメンタリー4本一気鑑賞

単館系と呼ばれるミニシアターの映画館が好きです。
もちろん全国ロードショーのような大作も好きですが、
ミニシアターにかかる低予算だけど良質な作品も好きなんですよね。
訴えかける熱量のような物が記憶に残ることが多い。

東京滞在中であれば、時間が空くと新宿や渋谷のミニシアターへふらりと、
安八滞在中は名古屋まで出掛けていきます。
これまた、安八町と名古屋を一駅で結ぶ「にしみのライナー」が開通してからは、ふらりと。

昨日のようにドキュメンタリー作品が続くとずっと観続けることも。

ドキュメンタリー作品も好きなんですよね。
現代社会を様々な視点から観ることができるので新書本を読むような感覚で作品に触れています。

さて、昨日のドキュメンタリー。

無人トラクター実験などスマート農業の現実からバケツ稲作、
環境制御技術を駆使しながらもキュウリの表情を見抜くキュウリ王、
米ヌカと土ごと発酵、農作物に被害を与える害虫を食べる天敵昆虫を活用した取り組みなど、意外に聴くことの少ない農家の様々な声を通し、今、そして、これからの農業を肌感覚で教えてくれた「百姓の百の声」、

障害者雇用に疑問を持ち、約20年前、豊橋で障害者3名と一緒に小さなパン屋から始め、
今では年商14億の人気チョコレート店「久遠」まで育て上げ、
現在も日々、様々なトラブルと格闘しながら障害者雇用と経営の両立を追求し続ける社長と社員の格闘を追った「チョコレートな人々」、

1960年代、日本で言えば百科事典の訪問販売でしたが、
アメリカでは豪華な聖書の訪問販売。そのセールスマンたちに密着した営業旅の記録「セールスマン」、

当時、ゴミ屋敷としてマスコミに取り上げられるほどボロボロの屋敷で暮らす母と娘の親子(ケネディ大統領の妻ジャクリーンの親類)の生活を追い、独特のファッションとライフスタイルを映し出すドキュメンタリーの名作「グレイ・ガーデンズ」。

持続可能な農業、
働き方の多様性、
働きながらの旅、
古い家で暮らす生活と、
どの作品も今の自分の環境と興味に重なる部分が多く、ついつい居座ってしまいました。

ただ、14時から22時まで、さすがに約8時間もぶっ続けて観ると、
終わった頃には脳が悲鳴を上げ、
にしみのライナーは最終便なんてことにはなるけどね。
あぁ、楽しかった。

写真は、名古屋シネマテークのロビー。
壁に貼られている新聞や雑誌の紹介記事を読む時間も好きです。

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