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吉報位に沿って半年ほど旅をしてみると……
亡き祖母は占いが好きだったそうで、母は嫌いらしい。
まぁ、嫁姑の仲が悪かったので、単なる反抗モードだけの気もするけれど。
僕は、毎日、占いをチェックするほどではないけれど興味はあり、占い好きの友人に付き添うこともあります。
一緒に台湾を旅した友人は、目的の一つが占いでした。
付き添った際、枕元に金魚を飾ると北の王子が迎えにくると予言され、約一年後、結婚しました。
まさか北がアメリカとは思わなかったけれど。
占い好きの友人の家に滞在していて、
四柱推命、タロット、霊視と三日連続で占いにつき合ったこともあります。
三日目の霊視で、ようやくいい占いが出たと、彼は運転しながら、助手席に座る僕に興奮気味に話しながら事故を起こしました。
友人主宰のパーティーで紹介された占い師から、旅が多い僕は、気が一定の場所に定まらないのでよくないと言われたことがあります。
「旅先の吉方位に沿って旅したらダメでしょうか?」
気が小さい僕が、おそるおそる尋ねると、「試す価値はあるかも」と占い師は半年分、一週間ずつの吉方位を調べてくださいました。
その後、その吉方位を元に、約半年かけて東南アジアを旅してみることにします。
意外に大変で、
ミャンマーの町から東南東のタイの町に行こうと思ったら、
地図で見たらすぐの距離なのに国境を超えるバスも鉄道もなく、
「メチャクチャ遠回りじゃん!」とブツブツ言いながら、飛行機も使って二日かけて行ったこともあれば、
その場所から動いてはいけない時期もあり、一ヶ月コテージを借りていたこともあります。
運勢はというと、
大きな病気にかかることもなく、事故もなく、
一ヶ月滞在したウブドでは、人見知りの僕が様々な人と仲良くなる時間を持てるなど、いいことも多かったけど、
その一方で、リーマンショックの影響なのか連載など旅仕事が激減し、別の収入源を考えなくてはいけなくなり、
母の持病だったリウマチが悪くなり、旅を切り上げて安八町への移住を検討するなど悪いニュースも多かった気がします。
今、考えると、安八町に移住し、母の介護をしながら活動するライフスタイルができあがったので悪くなかったんでしょうね。
占いうんぬんの前に、生きているだけで、いいこともあれば悪いこともあるのは当たり前。
占いは、僕にとっては、あくまでスパイス程度なんでしょうね。