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夢かなえ隊の進化

「絵」の字のように「糸」を紡ぐように人と「会」い、つないでいくこと。
岐阜新聞記者の神保絵利子さんが、取材中、名刺をお渡しした住職から言われ、現在、大切にしていることらしい。
 
彼女が元アナウンサーの経験を活かし、新聞とラジオの相性のよさを追求した番組「聴く新聞」を始めて3年になります。
昨日、ぎふチャン開局60周年の特別番組で、日曜日の「聴く新聞」が土曜日に登場しました。
普段は1時間半番組ですが、45分番組と短いこともあり、絞り込んで、一つの話題だけで進行していきます。
 
その話題とは、以前、この雑記でも紹介した小学1年生の頃からジャンボタニシの研究を続ける小学6年生高木志埜さん。
卵には神経毒もあり、田んぼの稲の苗を食い荒らす、嫌われ者です。
しかし、外来種として人間によって日本に連れてこられ、今は悪者とされるのはかわいそうだと志埜さんは思い、ネイルや絵の具にできないかと考えました。
しかし、行き詰まり、岐阜新聞社に手紙を送ります。
 
その手紙を読んだ神保さんが様々な人たちを繋ぎました。
そして、ネイルまでこぎつけたのです。
このエピソードは、10月下旬のラジオで、お話しました。

その際、次は絵の具の話になり、
「絵」と言えば、安八(あんぱち)町に国内外で活躍するストリートアーティスト「ロームカウチ」さんがいるよ的に、番組の中で僕が無責任に、つぶやいた記憶があります。
 
昨日の特番の中で、志埜さんはじめ、岐阜新聞の矢島社長や岐阜大学の伊藤准教授から責められました。
スタジオではなく、自宅からの参加で、よかったぁ……というのは冗談です。
 
ラジオでも申し上げましたが、
ロームカウチさんが、「素材はありますか?描いてみますよ」とおっしゃってくださり、
先日、神保さんと、ジャンボタニシのきれいなピンクの卵から採取した粉を、ご自宅にお届けしました。
 
神保さんが昨日の番組の中で、「みんな一人一人が自分や誰かの「夢かなえ隊」になれたら素敵」とおっしゃっていたことが記憶に残っています。

「糸」を紡ぐように、人に「会」って、次は「絵」へ。
来年も、この企画は続きます。
 
写真はロームカウチさんが描いた子ども食堂の壁画作品。
現時点で、こうした彼の作品は防災備蓄庫はじめ町内10か所にあり、安八町全体が美術館のようになっています。
今年は自転車(自転車をテーマにした商業施設「BLOCK47」@羽島市がレンタサイクルでロームカウチツアーもやられています)で巡っている方々を時折、見かけたなぁ。

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