ドキュメンタリー映画で脳が……
ドキュメンタリー映画を観ながら、自分の無知っぷりを痛感する日々です。
何らかの理由でタイに渡ったミャンマー人、カンボジア人、ラオス人が、騙され、拉致され、漁船で働かされる「海の奴隷」と呼ばれる人々の実態と、彼らを救うタイ人女性(彼女の活動2017年にノーベル平和賞ノミネートされています)を描いたタイのドキュメンタリー映画を観ながら、
自分がタイで口にしていたのは彼らによって獲られた魚だったかもしれないと衝撃を受けました。
実際に起きた出来事をドラマで再現する「ドキュドラマ」のアニメ作品という珍しいデンマーク映画「FLEE(フリー)」では、
全く説明できなかったアフガニスタン紛争について知りました。
アフガニスタンから逃げるようにロシアに渡り、
ワイロまみれの警察官たちに怯えながら、身を潜めるようにして暮らし、
その後、密航船で北欧に渡ろうとするが見つかり、強制送還され、
再度、陸路でデンマークに難民としてたどり着いたゲイの男性の半生に、
穏やかな日々の有難さと自分の生温さを噛みしめていました。
日本の作品では、
未だに自分の意見は、こうだと言い切れない部落問題について。
歴史はもちろん、現代の若者からの視点も描いた「私のはなし 部落のはなし」は、
200分を超える長い作品でしたが、
のめり込むように観入っていました。
こういったドキュメンタリー作品を観ると頭の中は、
パソコンのファンが、うるさく回っているかのように、ぐるんぐるんと脳が回転するのですが、
自分の意見があるようでない僕にとっては必要な時間なんだよなぁ。
もちろん、「トップガン マーヴェリック」のようなハリウッドも大好きですけどね。
こちらは4DXで満喫させていただきました。