夏のヤギ除草
あいかわらず雑草たちは容赦ありません。
母が昼寝している間に、麦わら帽子、長袖Tシャツ、軍手姿、長靴のフル装備になり、炎天下の庭に出ました。
以前は、真夏でもヤギたちに除草してもらっていたのですが、彼女たちも9歳を超え、ヒトの年齢で言えば、僕より年上になってしまいました。
今は還暦もこえたくらい。
さすがに熱中症が怖いお年頃。
よって、昨年から真夏の昼間は、らら(黒ヤギ)は小屋、りり(白ヤギ)は木陰で穏やかに過ごしております。
夕方から早朝にかけ、雑草が生い茂る場所に連れていき、つなぐこともあるのですが、この時期、天候は不安定。
よって餌を与えることが多い。
夏場は水と塩の量が多くなり、
後はJAから購入する穀物飼料、
隣の庭師さんが置いていってくださる剪定材、
近所の方が勤める飲食店から出るキャベツの廃棄野菜などと冬場と変わりません。
そこに除草した草が加わります。
「おっ、これは彼らが好きなツルクサじゃないか」
とサツキなどの木々から引きはがし、
「好きな草に紛れ込ませたら食べるんじゃないかなぁ」
と悪戯心が芽生え、ドクダミを混ぜ、
「少し枯れ草も入れておくか」
など独り言をつぶやきながら、雑草袋に詰め込んでいきます。
これが僕の除草時のモチベーションになるんですよね。
そして、ドザッと、それぞれの餌場に積み上げると山の中に頭を突っ込み、気に入った草から食べております。
ドクダミはよけてありました。
それにしても、このドヤ顔。
まるで彼女が除草したかのようです。