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三和土(たたき)の魅力
築100年以上の我が家の玄関は、昔ながらの「三和土(たたき)」。
コンクリートがなかった時代、土と石灰とにがり(塩化カルシウム)を混ぜて叩いて仕上げた土間らしい。
三つの素材が混ざっているから、「三和土」と書き、叩いて仕上げるから「たたき」と読むのでしょうか。
若い頃、この玄関が古臭くて嫌いでした。
特に子供の頃は、コンクリート土間の家へ遊びに伺うと、うらやましいなぁと思った記憶があります。
しかし、今は大好き。
歳を……とは言いたくないなぁ。
夏は涼しいし、
掃除も楽だし、何かこぼしても気にならない。
傘などから水がしたたっても吸い込んでしまいます。
布巾などを干す際、あえてたたきの上で絞るくらい。
足についた草などが落ちていても、土の上なので、あまり気にならないので、
よほど汚れていなければ、週に一回、母の訪問入浴の前に掃き掃除するだけ。
ズボラな僕には、ありがたい。
ただ、唯一、これからの季節は寒い。
お客さんがいらっしゃり、玄関で話を聞いたりする際は、石油ストーブが必要になるのです。
それも風物詩と思うようになったんですけどね。
歳をとっ……いや、絶対、言わないよ。今日は。