新婚旅行記vol.2「スイス・インターラーケンの湖と空」
5時間ほどのチューリッヒ旅を終え、次の目的地、インターラーケンへ。
移動時間は約2時間。ゆったりとした席でくつろぎながら窓の外を眺めると、遠くまで広がる牧場、まるっこい木々、牧草を食べる牛や羊たちが見える。かわいい。
都会だったチューリッヒからだんだんと緑が増え、山が増え、大きな湖が見えてきた。
トゥーン湖だ。
インターラーケンは、トゥーン湖とブリエンツ湖に囲まれている。「愛の不時着」を観ていなかったら一生来なかったであろう、美しい街だ。
ホテルに着いて爆睡、そしてカジノへ
インターラーケンウェスト駅で降り、その日泊まるホテル「Krebs」にチェックイン。
荷物を置いて、一旦ベッドに横になったが最後。起きた時には21:00になっていた。
やばい!夜ご飯を食べてカジノに行く予定だったのに!どうしよう!
夫と2人で大慌てし、結局夜ご飯は食べずにカジノに行くというアグレッシブな選択をとった。
人生初のカジノでドキドキだったが、出発前から夫にブラックジャックを仕込まれていたのと、インターラーケンのカジノはとても小さくアットホームなところだったので堂々と楽しむことができた。2万円負けた。
夢のパラグライダー
小学生の頃。ライト兄弟に憧れて、自転車に乗り、両手に持ったうちわをパタパタさせながら手放し運転で坂道を下って、転んで大怪我をしたことがある。
そんなんじゃ空は飛べないことが分かってしまってからは、私の夢は自転車じゃなくてパラグライダーで空を飛ぶことに変わった。
そして、その夢をインターラーケンで叶えることができた。
カジノで1:00まで遊んだ翌朝。ホテルで朝食をとって、パラグライダーの集合場所の公園へと向かう。
陽気なインストラクターたちが私たち夫婦含め空を飛ぶために集まった数名を出迎えてくれて、小さなバスで山の上を目指す。
どんどん標高が高くなり、胸も高まる。
到着して、ライダースーツを装着。
拙い英語でインストラクターと談笑していると、「Let's go!」という掛け声が。全速力で山を駆け降りる。
すぐにふわっと浮いて、目の前にユングフラウヨッホ山と2つの大きな湖、インターラーケンの街並みが広がる。
感動して、そのことを伝えたいのに、語彙力がないから「Beautiful‼︎」しか言えなかった。
でも本当に綺麗で、感動的だった。
三半規管がめちゃくちゃ弱いので空の上で吐いたけど、それも含めて最高の思い出になった。(インストラクターさんが袋を出してくれたので地上には落ちなかったと思う)
ブリエンツ湖周遊
パラグライダーで酔いまくったので、公園のベンチで一休み。
その後、レストランでランチ代わりのパンプキンスープを飲んだら、これがとんでもなく美味しくてびっくりした。
全然スイスっぽいもの食べてないけど、まあそれでもいいのだ。
酔いも覚め、今度はブリエンツ湖周遊のため船着場へ。
パラグライダー然り、ブリエンツ湖周遊しかり、愛の不時着のロケ地をひたすら巡る。
日本の湖とは違って、水の色がエメラルドグリーンでとても綺麗だった。景色も雄大だったし、隣に座っていた犬も可愛かった。
(今回旅したスイスもイタリアも犬との出会いがたくさんあった。逆に野良猫はあまりお目にかかれなかった。)
1時間半ほどの周遊を終え、インターラーケン2日目に泊まるホテルへと向かう。