夢うつつ
あまり寝てないと、夢なのか現実なのかわからなくなる。
それではあまり具合が良くないので、なるべくきちんと寝るようにしなければならない。
しかし、それでも、眠りたくない夜というのはあるのだ。
これは学生の頃だけなのかなとも思ったが、社会に出ても、いや、社会に出てからの方がより顕著なのだ。
回らない頭で夢を語る。
そこではみんな夢うつつで、夢の中で夢の話をしているよう。
朝が来なければいいとも思うが、容赦なく朝日は登るし、俺の日常も始まっていくので、俺はいつもの生活に戻る。
夢から覚めた後、今までよりほんの少しだけ俺の生活はわくわくするようになる。
そんな夜を重ねて、俺は大人になるのだ。
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