38日目_海沿いの街【ジョージア/バトゥミ】
3/3(金)
昨夜バトゥミについた私は、まず駅が市街からそれなりに離れていることにびっくりした。
私がマップで見ていたバトゥミ駅というのが(貨物専用)の方だったのだ。
ただ、離れているとはいえ5kmもないくらいなので、タクシーか最悪歩きでも問題ないだろうと駅を出る。
そこは海沿いの街だった。
海沿いの街
思えばこんなに海が近い街はどこぶりだろう。
直近の記憶にはないので、恐らく1月末に訪れたシンガポール以来だ。
私は産まれが香川県観音寺市という街で、そこには海があったので、海の近くの街は無条件で少し好きになる。
バトゥミ、ワクワクするな。
宿へ
恐らく街方面に向かうであろうミニバスがきたのでそれに乗り込み、これから2日間滞在するドミトリーに到着した。
同室には恰幅のいいおじさんと、ずっと妻と電話しているお兄さんの2人がいた。
2人ともかなり親切で、おじさんは頻繁にお菓子をくれるし、お兄さんはお茶を入れてくれた。
部屋の使い方を一通り教えてもらい、シャワーを浴びて就寝。
バトゥミ散策は明日の予定だ。
翌朝
今日はバトゥミ散策。
とはいえ、何日も滞在できるわけではないのでかなり厳選した。
雨だったので苦労したが、カッパをゲットできたので足元はグズグズになったものの、無事巡ることができた。
アリとニノの像
名前を聞いてもピンとこないかもしれないが、見たことある人は多いのではないだろうか。
こんな感じで格子状になっている2体の像が、時間によって動いて接近するのだが、お互いの格子の間に入り込みまるで溶け合うように1つになるのだ。
事前に調べた情報だと10分ごとに動くようなのだが、私が行った時には結構待ったが動かなかった。
2つの像は重なり合っている状態と、溶け合っている状態があるので、どうせなら両方見たかったなという気持ちもあったが、どちらか片方しか見れないのであれば重なっている状態を見れてよかったと思った。
※ちなみにこの日は午前/夕方/夜と3回訪れ、待ったのだが、ずっと同じ状態だったので動かない日、もしくは期間だったのかもしれない。
Statue of Medea
ヨーロッパスクエアにある大きな塔と像。
この塔の上の像が右手に「金色になったペラペラの羊」みたいなの持ってて独特でよかった。
Poseidon Statue
ポセイドンの像は基本的にかっこいいので、バトゥミのポセイドンも楽しみにしていたのだが、期待以上だった。
デティールが細かく、ポーズも色もかっこいい。
ポセイドン本体の大きさは普通の人間と同じくらいだったが、豪華な台座もあり強い存在感を放っていた。
ポセイドンの巨像があったらめちゃくちゃかっこいいだろうな。
SUSHI GO!
バトゥミは黒海沿いの街なので、海の幸が豊富なのだ。
日本食が恋しくなっていた私は寿司を食べに行った。
もちろん日本の寿司には及ばないが、寿司気分は味わえた。
ちなみに私が頼んだのは左から
サーモン握り
うなぎ握り
スパイシーシュリンプ軍艦
サーモンライト軍艦
の4つ。
やっぱり普通のサーモンが1番美味しかった。
ヒンカリ
先月からジョージアにいるのに、まだヒンカリを食べてなかったので、Twitterで教えていただいたジョージア料理屋さんへ行った。
小籠包みたいにジューシーな汁と餡が入っていて美味しい。
あと豚の串焼きみたいなやつも頼んだ。
ジュージーで程よい噛みごたえの豚肉にスパイシーな味付けが施されており、めちゃくちゃ美味かった。
もっと早くから食べたらよかった。
ヒンカリ2
実は昼もヒンカリを食べている。
1つ1つが肉まんくらいあって、5つ頼んだのをやや後悔した。
ここはヒンカリ1つ1ラリ(50円)とビール2ラリ(100円)の激安店だったので腹いっぱいのヒンカリにビールをつけてたった7ラリ(350円)しかしなくてびっくりした。
バトゥミの街はコンパクトでとても歩きやすかった。
ずっと雨模様だったのが残念だが、こういう思い通りにいかないことが旅の思い出だったりするのだ。
そして思いがけない嬉しいこともあった。
野生のイルカを見たのだ。
イルカ
前述したアリとニノの像は海沿いにあるので、動き出さないか待っている間は海を眺めていた。
しばらくして遠くて何かが跳ねた。
魚にしては大きい。
ヒレのようなものも見えたので、横にいた2人組に「あれってイルカかな?」と聞くと「そうだよ、バトゥミはイルカが見えるんだ」と返してくれた。
バトゥミの海にはイルカがいるとは聞いていたが、まさかこんなライトに見えるとは。
いつまで経ってもアリとニノの像は動かないので、2人に感謝し、宿に帰った。
バトゥミ
バトゥミはリゾートなので、今はオフシーズンである。
またオンシーズンにも来てみたいと思った。
景色がとても素晴らしく、その分晴れたバトゥミが見てみたかったという思いが膨らむ。
こういう想いを残して街を出るというのは、一見残念なような気もするが、実際は逆で次に来たときの楽しみが増えたなという感じである。
以下、美しかった街の写真を残す。
つづく!
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