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62日目_ピサの斜塔【イタリア/ピサ】

3/27(月)

昨日の深夜から妻の咳が酷くなったため、朝から病院へ。
海外の病院はややこしいし、英語も通じないところがあるので慎重に選んだ。

そして慎重に選んだ上でまずは1人で下見。
近くの大学病院へ歩いて向かう。

Santa Chiara Hospital

ここはめちゃくちゃでかい病院だとマップを見ている段階でわかっていたので、入口を探す&該当の病棟を探すことを目的に1人で訪問した。

案の定塀ばかりで入口が全然見つからない。
とはいえ塀に沿って歩いていくと入口は絶対あるので、てくてくと歩いていく。

守衛さんがいる入口があったのでそこで確認。
「この入口じゃない、あっちに向かって!」と言われたので、更に塀沿いに進む。

もう一つ入口を発見。
しかしここでも「この入口じゃないよ!」と来た方に戻される。

さっき訪れた守衛さんに「こっちの入口だと言われたんだけど、入っていいですか?」と聞くと「いいよ!」と。

さっきのはなんだったんだろうか。
そして病棟は9番とのこと。

かなり広い

敷地内に入ってからも9番まではかなり時間がかかった。

9番病棟

受付で男性に事情を伝えると
「うーん、、わからないな」と芳しくない返事。

そこに女医っぽい人が通りかかったのでその人が案内してくれた。
「その症状ならそもそもここじゃないわね。Pisa Cisanello University Hospital Emergency Roomに行きなさい)

Pisa Cisanello University Hospital Emergency Room

咳などの症状はここに行く必要があるらしい。
恐らくコロナの可能性がある人とそれ以外を分けているんだと思う。

ちなみにさっきの大学病院からはタクシーで20分と、かなり遠い。

一度ホテルに戻り受付で延泊可能か確認し、可能だったので荷物はそのまま置いてタクシーを手配したもらった。
※ピサはUberが使えなかった

5分ほどしてタクシーが着いたので妻と一緒に病院へ向かう。
今回はどの病棟か既に聞いたので下見無しで向かった。

まずは受付で要件をいい、次はトリアージという窓口で緊急度を確認し、順番に診てくれた。

左が受付で右がトリアージ

ちゃきちゃきしてそうな女医さんと穏やかそうな男医さん2人で案内してくれたのだが、基本的に女医さんから診察が行われた。

5日前からしんどいこと、パリでも病院に診てもらったが、コロナは陰性だったこと、処方してくれた薬があまり効いてないこと、咳がとにかく酷いことなどを伝えた。
かなり丁寧な診察で、どんな咳の種類なのかとか、呼吸音とかを聞いてくれ、いい感じに処方箋を書いてくれた。

しかし、途中でどこから来たかの話になり「大阪だよ」と言うと診察を一旦中断してお好み焼きの作り方を詳細にヒアリングされた。

「大阪ね、じゃあお好み焼きの作り方を教えてもらわなくっちゃね!」

最初は↑こんな感じで冗談で言ってるのかと思ったのだが、本当に作り方を説明するまで診察を進めてくれない感じだし、横の男性の医者さんも「彼女はお好み焼きの作り方を知りたいようですよ」みたいに優しい英語で言ってきたのでグーグル翻訳を使って伝えた。

「出汁」という概念を説明するのが難しかったが、その女医さんは先週日本に行ってたらしく「なるほど!旨味ね!」みたいに察してくれて助かった。

また、ここでもコロナの検査は陰性でほっと胸を撫で下ろした。
そして妻の機転で「明後日飛行機なので陰性証明を書いてほしい」と伝え、その紙も受け取ることができた。

何故か支払いがその病棟の機械ではできず、別の病棟まで行って、そこの機械でもできず、受付で直接支払うというハプニングもあったが、基本的にスムーズに病院は終わった。

もうすっかりお昼なので、バスで市街へ戻り、昼を食べる。

昼ごはん

バスを降りてからホテルまでの間は薬局もあるし、レストランもたくさんあったので、まずはピザを注文し、待っている間に薬局へ。

がっつり新しい薬をもらい、ピザを食べる。

ディアボロ
カプリチョーザ

ここのピザ屋さんは本当に美味しくて、夜も来たいなって話をしてた。

いい天気

ホテルへ

新しい薬はいい感じだったらしく、ちょっとマシになってきたらしい。

今日は1日ゆっくりして、明日はどうしてもローマにいかないといけない。

ピサ空港はあまり大きくなく、最短で大阪に帰る時に、どうしてもローマ経由になることが多かったため、飛行機はローマから取っていたのだ。

私も結局ローマには行くので、一緒にローマまで行って、そこで見送った方がいいとの判断だ。

ホテルは静かでピサの穏やかな街の音がちょっとだけ聞こえる心地いい時間だった。

窓からの景色

晩ごはん

最後の夜なので、歩いてご飯を食べに行った。
ホテルはピサの斜塔まで500mで、必然的に斜塔近くにあるたくさんの飲食店へもアクセスがいい。

斜塔をチラッと見てから、そのまま近くの飲食店という流れをやった。

ピサの斜塔

この5日間、買い出しとか散歩とかはしていたものの、斜塔だけは妻と見に来ると決めていたので初の斜塔だ。
※街中からチラチラとはみえていたが

なんだかピサまで来て5泊して、やっと斜塔というのがおかしくて、でもなんか感極まってしまった。

ドゥオモ広場のきれいな夕焼け

そしてそのまま近くのイタリア料理屋さんへ

なんか色々

昼間のピザ屋さんは夜閉まっていたので、斜塔近くのレストランへ入って、にんにくが入ってそうなものをたくさん食べた。


今日はなんだかとっても新婚旅行みたいな日だった。
妻の体調も回復の兆しが少し見え、一安心。

明日はローマに向かう。
新婚旅行(2回目)もそこで終わりである。

つづく!

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