【映画】ジョジョ・ラビット【ネタバレなし感想】
みなさん、マスクしてますか?
マスクをずっと着けていると体温が上がりやすく熱中症の危険度が増しますので注意してくださいね。特に小さいお子さんをお持ちのお父さん、お母さんは気をつけて!気分が悪くなったら、涼しいところで体温を下げるようにしてください。熱中症は侮れません!
1.始めに
本日は1月に公開されたばかりの映画『ジョジョ・ラビット』の紹介です。
監督は『マイティ・ソー ラグナロク(邦題:バトルロイヤル)』をくだらないコメディ映画に仕上げたタイカ・ワイティティ。
この『マイティ・ソー』3作目をなんとなく敬遠しているという人は絶対に観るべき。ヒーロー映画なのに5分に1度は笑える。けどアツくてテンションブチ上がり!大好きな作品の一つです。
ヒーロー映画苦手という人は吸血鬼版テラスハウスの『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』はいかがでしょう。こちらも、くだらないコメディではありますが、人種差別にも焦点が当てられており、実に興味深い脚本です。一見の価値アリです。
2.あらすじ
舞台は第二次大戦中のドイツ。孤独なドイツ人少年のジョジョは周囲から、いじめられており、イマジナリーフレンドのアドルフ・ヒトラーのみが救いだった。ナチスに心酔し、ユダヤ人を憎むジョジョだが、ある日、母親が屋根裏にユダヤ人の少女を匿っているのを発見してしまう。そこから、尊敬すべきヒトラーのナショナリズムと向き合うことになる。
3.キャスト
優しく強い母のスカーレット・ヨハンソンは理想的を超えた尊敬の一言だし、イケてないダメ大尉のサム・ロックウェルもクセがあってサイコー。
ユダヤ人少女のトーマシン・マッケンジーも透明感と品のある魅力を備えていて素敵。
何より、かいしんのいちげきとも言えるのが、ジョジョの親友ヨーキー役のアーチー・イェーツ!あんな子、どこから探してくるの?存在自体を全肯定します。
4.感想
ストーリーはジョジョ少年の視点で語られます。ジョジョはまだ10歳なのでカメラ位置も低い。これが実にイイのです。10歳の少年が抱える、些細だけれども、繊細で大事な問題をしっかり描いています。忘れていた心が呼び起こされ、とても刺さります。たまらんです。
まだまだ狭い世界でもがいているジョジョを見守る大人の優しいまなざしがホント素晴らしいんですよね。
タイカ・ワイティティの『広めるべきはヘイトじゃない。愛と寛容だ』というメッセージが体現された素晴らしい映画です。
ファニーでチャーミングで、それでいて心を揺らされる優しい映画をどうぞご覧ください。
これ、ほんとにナチス映画か?
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