次の世代や次の時代のことを考えながら、仕事で成果を出す上で、抑えるべきポイント
宮田りょーちんから頂いたお題、3つめ。
「次の世代や次の時代のことを考えながら、仕事で成果を出す上で、抑えるべきポイントや石川さんが大切だと思っていること」
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まず最初に思うのは、個性って言うものがあって、誰にでも当てはまる一般則みたいなことは難しいな、ということ。僕が大切だと思っていることは、僕の歴史や状況や個性に、当たり前だけど、依存している。
まぁ、それは前提として。
「次の世代や次の時代のことを考えながら、仕事で成果を出す」ってお題をもらっているからには、そこにある種の難しさを感じている人に向けて、という気持ちをもってお題をくれたのだろうと推測する。
仕事が「シンクタンクで未来予測の仕事をしています」とか「未来をつくるための教育行政の仕事をしています」とかだったら、たぶん、こういうお題はあんまり出てこないだろうから。
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僕らは生活の中で、すぐに、平気で、矛盾を抱えたりする。
「未来を考えたら、きっとマイカーは減ったほうがいい。けど、今の仕事は、個人にたくさんの車を売るのが自分の仕事だ」みたいなこと。
自分の子供や孫の暮らす未来のことを考えたら、自分の仕事をサボったほうがいいのかもしれない。でも、今家族を養うためには、いい生活を楽しんでもらうには、一台でも多く車を売りたい。
そういうような状況って、普通に、すぐになると思う。
僕も、そういう矛盾を抱えながら生きているなと思う。
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なんとかその矛盾を解消しようと頑張ってきたのだけれど、最近は諦めて「そもそも人間は、こうして矛盾を抱えながら生きていくもんなんだ」みたいに、開き直っている。
矛盾があることを責めて足が止まってしまうよりは、矛盾を抱えながらだけど、一歩ずつ歩んでいくのがいい、というような気がしている。
僕の場合は「短期の利益の仕事」と「100年後の社会のための活動(報酬得られてません)」みたいなのは、ポートフォリオ的にバランスを取っているなと思う。
ただこれも、素直に書くと「短期の利益の仕事」であっても、向き合い方一つで「100年後につながるものになる」と思いながらやれることはある。それは僕が収入を得ている仕事の種類がそうだから、というのもあるけど。。。
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「仕事で成果を出す」ってなんだろね?
業種や職種によって様々だから難しいけど、「売上を上げる、収益を出す」みたいなことが成果、という仕事もあるよね。でも、そうじゃない仕事もある。例えば経理の仕事とかは、売上は作らないものね。
僕は仕事と言うのは、顧客がいるんだと思う。それが社内顧客であったとしても。
顧客の満足を生み出すのが仕事だと思うと、成果を出す、ってのは徹底的に顧客の立場に立てるかどうかが一つ鍵なんだろうと思う。・・・すごい当たり前の話を書いてるけど。
お客さんを好きか、愛しているか、とかってことも関わってくるんだと思う。
未来に向けた活動で、それが仮に報酬を得ていない「仕事」とは呼べないものだとしても、その未来を好きか、その未来で過ごしてほしい人たちを愛しているか、そこは大きなことだよな、と僕は思う。