小学生のときの思い出~先生に怒鳴られた
5年生の時に、クラスに転校生がきて、その子がハーフだった。(今はミックスと呼んだりするかな)
そしてその子は、そこまで深刻ではなかったかもしれないが(それは当人にしか分からないだろうけれど)、いじめの対象となった。名前がカタカタであることや、容姿が自分たちと違うことがからかう対象となっていた。
ある時、担任の先生に僕を含めた数人の生徒が集められた。「Aくん(ハーフの子)はいじめられているのか?」という質問だった。
うろ覚えだが、こんなやりとりだったと思う。
僕ら「いじめられていると思う」
先生「それで、お前たちはどうしているんだ?」
僕ら「どうしてるって・・・、僕ら関係ないし。なぁ?(互いに顔を見合わす)」
そこで、先生は怒鳴った。
一生忘れられない。
「お前たち、クラスメイトだろっ!」
大人になった今、先生のその対応が「正しかった」かのどうか、それは分からない。
「僕ら関係ないし」というのは、ある意味正しいかもしれない。
でも、僕は今も先生に怒鳴られたことは忘れられないし、忘れたくもない。
先生が、悲しくて、腹が立って、怒鳴っただろうことも、よく分かると思う。
まだ先生になりたての、20代の先生だったが、そこで怒鳴ってしまうような先生に巡り合えて本当に自分は幸せだった、幸運だったと思う。