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中小ベンチャー企業の採用は"初期接触"が命

新卒採用シーズン真っただ中ということで、勝負がけしているご企業様も多いことかと思います。

自社にマッチした最高の人材を採用したい…!

というのは、採用を行うすべての企業の切なる願いですよね、!

本noteでは、最高の人材に「この会社に入りたい!」と思ってもらうための初期接触のコツをまとめていきたいと思います。

今回は初期接触の中でも『面談型』のノウハウに焦点を絞ってご紹介します!キラキラした理論とかコンセプトとかは今回は横に置いておいて、超リアルな生の小ネタを紹介していきます!

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※2020年1月29日に開催した『初期接触が変われば採用が変わる』というセミナーのコンテンツを編集したnoteです!

☑解説資料

☑解説動画

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⓪中小ベンチャー企業の採用は、初期接触が命!

中小ベンチャー企業がまずなによりも強く認識しなければいけないのは、

「採用媒体や自社ページを見ただけで、
無名の中小企業に入りたいと思う人は(ほぼ)いない!」

というリアルだと思っています。

図3

有名な大企業やブランド企業はいざ知らず、弊社を含め無名の中小ベンチャー企業にエントリーしてきてくれる人のほとんどは、

・「志望業界だったから」
・「中小ベンチャー企業のことも見てみたかったから」
・「練習にちょうど良さそうと思ったから」
  (…これはマジでひどい...けどこれも現実ですよね、。)

などなど、本当にうす~い動機でエントリーしてきます。
間違っても志望動機なんて質問してはいけないです。
だって、別にまだ学生は本気で我々の会社を志望していないのですから。

だからこそ、一番最初にリアルで接触することになる『初期接触』で、

・「この会社、面白そう!」
・「もしかしたら私に合ってるかも!」
・「この会社に入りたい!」

って思ってもらえるかどうかに全てがかかっています。
少なくともいまの売り手市場の採用環境では、第2志望くらいにはなれないと、なかなか入ってもらえません。
(・・・ちょっと最近大きな環境変化が起きてるので、もしかしたら今後買い手市場になるかもですが、。)

中小ベンチャーの採用は、初期接触が命なのです。

①初期接触の落とし穴をまず埋める!

初期接触のコツに入る前に、まずは企業側が気づかずに落ちてしまう落とし穴を埋めましょう。

どれだけ初期接触の面談が上手くても、いまからご紹介する落とし穴にハマってしまっていると、学生に自社に入りたいと思ってもらえません、。

落とし穴(1):オフィスにマイナスがある

図1

この10個は、実際の学生にインタビューした結果でてきた、
「この会社はやめておこう…」
と思った会社のオフィスの特徴です。

落とし穴(2):初期接触者にマイナスがある

図2

この10個も、実際の学生にインタビューした結果でてきた、
「この会社はやめておこう…」
と思った会社の面接官の特徴です。

いかがでしょうか??
もし思い当たるものがあった場合、ぜひぜひ改善ください!

弊社もいくつか思い当たるものあり…日々改善です!

②面談は最初の10分が勝負!

面談型の初期接触は、最初の10分が勝負です。
初期接触の最初の10分間が、その会社の第一印象になります。

初期接触者が良い印象を与えることができれば、それがそのまま会社の印象になります。

また、最初の10分で学生に「話しやすい!安心した!信頼できる!」と思ってもらえれば、より学生の良いところや本音を引き出すことができます。

実際に面接していると、なんで他社はこんなスゴイ人材落としたんだ?と首をひねるような人材に会うことがあります。
その人材の良いところを引き出す前に評価を下して落としてしまっているとしたら、これは本当にもったいない。

学生は基本的にめちゃくちゃ緊張しています。その緊張を解いて、リラックスして本来の自分を出せるようにしてあげることは、初期接触の非常に重要なポイントです。

だからこそ、面談は最初の10分が勝負なのです。
最高の第一印象を与え、学生にリラックスし本来の姿を出せるようにしてあげることが大切です!

③最初の10分のコツ

そのために最初の10分でやるべきことは、
(1)自己紹介とアイスブレイク
(2)パーミッション

の2つです。

これをこの順番で行います。

(1)自己紹介とアイスブレイク

図4

まずは自己紹介とアイスブレイク(緊張をほぐす)を行います。
↑の図にある3つをそのままの順番で行います。

まずは名刺を渡してきちんと自己紹介…当たり前のように思えるかもしれませんが、学生にインタビューを行うと自己紹介をきちんとやってくれない面接官、すごく多いらしいです。

また、学生はめちゃくちゃ緊張してるので、地味に誰に面接を受けたのか名前を憶えてられなかったりします。
名刺を渡すことで、きちんとした自己紹介と、名前を覚えておいてもらえるようになります。

つぎに、「今日は大学からですか?」とか「今日はおうちからですか?」など、どこから来たのかを質問します。
答えが明確な質問なので学生もきちんと答えることができます。

これがめちゃくちゃ大切で、"きちんと答えることができた!"という事実が一つ入ることで学生は安心することができます。

そして最後に、「迷わなかったですか?」と質問してアイスブレイクを終えます。この質問も答えが明確なので、学生はきちんと答えることができます。

この3つを行うことで面談の始まりを固定します。

(2)パーミッション

そのうえで、今回の面談をどのような場にしたいのか、双方で合意をとる"パーミッション"と呼ばれる技術を使います。

パーミッションは商談や交渉などで使われるテクニックで、
「今日は〇〇な時間にできたらと思います!よろしくお願いいたします!」
と、その場の目的について合意をとることでお互いに安心して話を進めていくことができるようになります。

たとえば、
「今日はお互いを知り合う時間にできたらと思います!なんでも聴いてください!よろしくお願いいたします!」
とか、
「今日はとにかく〇〇さんにウチの会社を知ってもらえたらと思ってます!なんでも聴いてください!よろしくお願いいたします!」
といったイメージです。

自社の初期接触の目的に合わせてパーミッションのセリフを固定してしまうと良いと思います。

営業パーソンの商談力アップでも、最初の10分を固定してしまうというのはめちゃくちゃ効果的なのですが、採用の初期接触面談も、最初の10分を固定してしまうと良いですよ!

まとめ

以上、中小ベンチャー企業のための"初期接触"のコツでした!
なにか一つでも参考になれば幸甚です!

その他今回書き切れなかった初期接触のコツをまとめたホワイトペーパーと面談のコツを実際に使うイメージを持っていただくための動画も用意しました!
良かったら合わせてご利用ください~!

☑ホワイトペーパー

☑動画


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石川哲也@白潟総研 | ソーシャルリクルーティング株式会社
中小ベンチャー企業のための採用・人材開発・組織開発についてnoteを書いていきます。 採用ー人材開発-組織開発 を切り離して考えるのではなく、1つの大きなシステムとしてみていくようなスタンスであります。