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白潟総研が年に1回、社員旅行に狂う理由

今年もこの季節がやってきた。白潟総研の社員旅行の季節だ。

9末が決算である白潟総研は、毎年この時期に社員旅行にいく。

その名も「GAP」(がんばった あたしたちの パーティー)

白潟総研はこの社員旅行=GAPに狂っています。
頑張ったあたしたちのパーティーという名前をみても狂っていることが伝わってくると思います。異常な文化だと思います。

なんでここまで社員旅行にこだわるのか、なかなかすぐに理解できなかった社員もたくさんいると思います。

実際、経営的に見ても大いに狂ってます。

どのくらい狂っているかというと、

一、利益分配の最優先がGAPの予算。次が社員への賞与、次が内部留保、最後に株主配当。
一、GAPの予算は16万円/人。この規模のこの利益率の会社が社員旅行にかけていい予算じゃない。絶対こんなに予算かけちゃいけない。
一、完全にミステリーツアー。毎年幹事が社員に極秘で企画を進める。これがめちゃくちゃ大変。
一、この日だけは無礼講。メンバーから上司へ、というより、上司が全然メンバーに気を使わない2日間になる。お酒がなくてキレたりする。異常。上司のGAPにかける熱量が本当に異常。特に経営陣。

明文化されていない白潟総研の社内ルールより

外から見たら狂気の沙汰以外の何物でもないと思います。

※社員各位、毎年のことですがモラルの範囲内で他人様に迷惑をおかけしないように全力で楽しみましょう!他人様に迷惑をかけて自分たちが騒ぐのはダサいので。この場を借りてメンバーへの伝達

仕事柄、今まで多くの中小ベンチャー企業の経営を見てきましたが、何かに狂っているように見えるとき(=非合理が存在しているとき)、そこにはその会社特有の哲学が深く潜んでたりします。

むしろ、狂っているところにこそその会社の"らしさ"があるともいえると思います。

白潟総研の社員旅行にも、我々の哲学・生き様が込められています。
今回は白潟総研が年に1回、社員旅行に狂う理由についてお話しさせてください。

■普段の白潟総研-(363日/365日)

社員旅行のお話だけするとただのヤバい会社なので、ちょっと普段の白潟総研についてもお話させてください。
※もう白潟総研について知ってるよという方はとばしてください

普段…社員旅行の2日間を除く363日間の白潟総研は

中小ベンチャー企業の社長を元気にすること」に狂っています。

それが我々の存在意義であり、働く理由だからです。

どれくらい狂っているかというと、

すべての行動原理が「中小ベンチャー企業を元気にできるのか?」にある
提案内容などの実務面だけでなく、社員の働く環境も、購入する備品も。

いかに高いサービスを売るか?ではなく、いかに1円でも安く中小ベンチャー企業が手に取りやすいサービスを提供するか?を考える
基本的にサービスは原価ギリギリを狙い、効率化・生産性の向上に命をかけます。「こんなに安くて経営していけるの?」と他のコンサルファームの価格を知っている経営者さんから心配されます。
それでも、白潟総研への発注費用がお客様の成長の邪魔をしたくないのです。これからもどれだけ安く提供できるかにこだわり続けます。

年間マーケティング予算の90%は既存のお客様への感謝に使う
お客様の設立記念日と社長のお誕生日にプレゼントを贈っています。
また、年に1回既存のお客様を集めた「ファン社長総会」という大イベントにしこたまお金をつかいます。
新規獲得のマーケティング予算は、ほっとんどないです。

役員の半分はお客様から選出
上記「ファン社長総会」にて、立候補いただいた既存のお客様のうち2名を抽選で選び社外取締役CFO(Chief Fan社長 Officer)に就任いただき、お客様の目線から白潟総研の経営が存在意義に反していないかチェックいただいています。

コンサルタントの社長を元気にしたいという感情を大切に
多くのコンサルティングファームでは、個人の感情により品質が上下することを嫌います。しかし、白潟総研はその感情を肯定します。
その社長を元気にしたいと思っていないまま提供するサービスは、我々の存在意義に反しているからです。
「本当にその社長を元気にしたいって心から思っている?思えていないなら、お手伝いしちゃあいけない」
といった会話がオフィスで起こります。実際に提案から手を引くことも多々あります。

社長とのMTGには、デート前日にプランを練るようなワクワク感で準備をする(笑)

明文化されていない白潟総研の社内文化より一部抜粋

最後の狂い方だけイメージがわきづらいと思うので、弊社社員の実際のツイートを張り付けておきます。

中小ベンチャー企業の社長を尊敬し、
中小ベンチャー企業の社長が大好きで、
中小ベンチャー企業の社長を元気にすることこそが、日本を、世界を今よりもっと良いモノにするレバレッジだと確信している。

そのためにハードラーン・ハードワーク(よく学び・よく働く)し続けるのが白潟総研の社員たちなのです。

傍から見たら、弊社の社員は完全に狂っているように見えると思います笑

■社員旅行に狂う白潟総研-(2日/365日)

普段は中小ベンチャー企業の社長に狂っている白潟総研ですが、年に1回、2日間だけ社員旅行に狂います。

「中小ベンチャー企業の社長を元気にする」
とともに、
「年に1回、社員旅行に行く」
ことも白潟総研の存在意義なのです。


白潟総研の社員旅行に込められた想いを言語化してみると・・・

いまこの瞬間、一緒に社長元気に向けて走っている仲間が好きだ。
大好きだ。
出会えたことも奇跡だし、お互いに選びあえたことも奇跡だと思う。
でも、人にも、組織にも、永遠はない。
少しづつカタチは変わっていくし、いつかは必ず離れることになる。
だからこそ、今この瞬間一緒にいれたことを自分たちの人生に焼き付けたい。そんな毎年の奇跡を焼き付けるスナップショットが社員旅行なんだ!

明文化されていない白潟総研の社内文化より石川がつづったポエム

頑張って言語化してみたら、大変な青春ポエムになってしまいました。

でもこれこそが白潟総研が社員旅行に狂う理由なのです。
毎年一緒に行くことができた社員旅行1回1回が、その瞬間一緒にいれた仲間たちとの思い出です。何歳になっても「あのときのGAPでは~」と語り合うことができる、生きてきた証だと思っています。

■白潟総研で過ごす時間-(365日/365日)

売上いくら上げたかとか、
目標達成したかとか、
年収なんぼだとかキャリアアップだとか、
もちろん大切だけど。

たぶん死ぬときに仕事について思い返すのは、
「誰の役に立てたか?」
「どんな仲間たちと一緒にいられたか?」
なんじゃないかと私は思います。

大切な人生の一部分を白潟総研で過ごした仲間には、
「自分の大好きな社長の役に立てた!」
「こんな仲間とGAPにいった!あのときのGAPの出来事、何度話しても笑っちゃう!」
みたいに、この白潟総研という場所を思い返してもらえたら嬉しいなって思います。

だから、白潟総研は年に1回、2日間社員旅行に狂います!以上!

というわけで、9/27・9/28の2日間、白潟総研の全社員と連絡がつきにくくなります。関係者各位、ご容赦くださいませ。

以下、白潟総研第2期からのGAPのスナップショットです。楽しい思い出も、苦い思い出もあるけど、すべてが白潟総研にとっての奇跡の瞬間なんだと思っています。

第2期のGAP 河口湖
第3期GAP 熱海
第4期GAP シンガポール
第5期GAP 鬼怒川
第6期GAP 神戸
第7期GAP 佐渡島
第8期GAP 角島


第9期GAP鹿児島 霧島


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中小ベンチャー企業のための採用・人材開発・組織開発についてnoteを書いていきます。 採用ー人材開発-組織開発 を切り離して考えるのではなく、1つの大きなシステムとしてみていくようなスタンスであります。