Mr.Children「僕らの音」と花見と花鳥風月と。
花鳥風月を愛するようになると老け込むから、そこに感動しないようにしてる
……って言ってたのは明石家さんまさんだっけ?
歳を取ると花鳥風月に趣を感じる様になってくるのは確かだ。
10代ではあまり興味のなかったお花見を、20代からは狂ったように楽しんでいる。
桜の咲いてる短い期間に、何回桜を愛でることができるか!!!
人生100年だとしたら、残された花見の回数はそんなに多くない!!!
夜桜も見る!なるべく長く堪能できるように、ダウンコート着て出かける!!!(春の夜の寒さを舐めたらアカン)
お花見へのこのテンションで20年ほど、毎年可能な限り桜を楽しんでいるので、
明石家さんま理論(仮)が本当ならば私はどれだけ老け込んでいるのだろうか。
とっくに人間の寿命は超えていそうだ。
もはや仙人だろうか。悪くない。
Mr.Childrenの歌詞の中にも、花鳥風月を愛する歌詞がたくさんある。
それはもう、探し尽くせぬほどに。
その中からふと思いついたのが
「僕らの音」
さっそく花鳥風月(の、鳥と風)!!
バイバイから始まるのだが、「僕らの音」はお別れの曲ではい。
突然の予期せぬ感情を揺さぶられる出会いで、大人になったはずの「僕」が、理屈じゃない美しい恋に落ち、見る景色や聞く音に愛を感じる。
そんな物語なのだ。
花鳥風月が、美しく描写されていて、愛でずにいられるはずがない。
愛でて老けるならば老け込みまくろうではないか。
「僕らの音」以外にももちろん、情景が浮かぶような、香りまで感じる様な、わくわくしたりキュンとするような花鳥風月の歌詞が、Mr.Childrenの中にはたくさんある。
桜の季節は、これらの歌詞たちがさらに彩り豊かに私の心に入ってくる。
幸せだ。
ソメイヨシノが散ってしまって寂しい気持ちを、その後すぐに咲く八重桜に慰められながら、藤やチューリップの旬にソワソワして、ポピーやネモフィラの花畑を思いながら、私の春は過ぎてゆくのである。
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