入試本番以外で、解答欄を埋める事に価値はないと思ってください。
テストが終わり、手応えを確認したところ…
「空白は、ないで!」と意気揚々の生徒。
「解答欄を埋めただけなら、価値はないで!」
保護者のみなさんへ
解答欄に空白がないことを評価していませんか?
「入試本番においては、空白を作るぐらいであれば埋めた方が良い」解答欄を埋めることはこの程度の価値しかないと思っています。入試などの本番以外で解答欄を埋めることは、何の勉強にもなりません。
お子さまのテストに空白があっても叱らない。答えを書いているところにだけ、評価のポイントを絞ってください。
「空白があるじゃない!」
という注意を何度も受けるうちに、問題の空白を埋めることが目的となり…
最悪の場合、空白がないことを褒められた日には…
「なんだ、空白がなければいいんだ!」
と勘違いをするようになります。
そして…
「選択式の問題は(埋めるのが)簡単!」
「記述式の問題は(埋めるのが)難しい!」
という価値観が生まれてしまいます。
こうして誕生した子は…
選択式の問題だけは答えを書いて、記述式の問題は空白の解答用紙を大量に作り出します。
このような解答用紙を書く子にとっての本当の不幸は…
20〜25%の確率で正解になってしまう
という不幸なことが起こるのです。
埋めるのが簡単な選択式の問題だけ、何も考えずに答えを書き…
たまたま正解してしまった時の不幸…
たまたまの正解を評価されてしまう、不幸な子…
こんな不幸な子を生み出さないためにも、
「一生懸命に答えを書いたところだけを認める!」
「空白の部分は叱らない!」
「空白がないことを褒めない!」
ということを、ご家庭でも徹底していただきたいと思います。
「選択式の問題なら解ける!」という危険なセリフを言う子を一人でも減らしていきたいと思っています。
解答欄を埋める作業は、勉強ではありません!
最後までお読みいただき、ありがとうございます😊
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