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9th #ぼくてつカフェ「気持ちって、なに?」の簡単なレポート

開催概要)
■日時:2021年3月27日(土)13:00~15:00

■テーマ:「気持ちって、なに?」
進行:土屋陽介さん
場所:Zoomにて開催
参加費:無料
定員:25名

たとえば訪問先に手土産を渡すとき「ほんの気持ち程度ですが…」「心ばかりですが…」なんて言うことがある。するとモノに「気持ち」や「心」が込められているかのような気がしてくる。でも逆に、自分が菓子をもらう立場のときに「(ダイエット中なので)お気持ちだけいただきます…」とか言って断ると、内心「いや、相手に気持ちなんてあったのかな?」と懐疑的になってしまう。けれど「相手の気持ちに寄り添いたい」とか「今は気持ちに余裕がなくて…」とか言う場面だと、やはり「気持ち」には何か「形」があって、受け渡し可能なモノのような気がしてくる。「気持ち」や「心」は、どこに、どんな形状で、存在するのだろうか? そもそも「気持ち」って、なに? といったことを当日集まったみんなで考えてみたいです。

Peatixで参加募集しました⇒ https://bokutetsu9.peatix.com/

当日)
13:00スタート。申込者24名⇒参加者21名(初参加4名)。ルール説明のあと、「気持ちって、なに?」というテーマで問い出し。

問い出し一覧)
①人の気持ちをわかる、自分の気持ちをわかってもらえる、ってどういうこと?
②気持ちと考えってどう違うの?
③モノに込めて渡す気持ちと、私たちの心の中に発生する気持ちは同じものなのか?違うものなのか?
④気持ちって育てられるのか?
⑤気持ちが「ふつう」ってどういう状態?
⑥気持ちって、何によって表すことができるんだろう?
⑦そもそも気持ちはどこで生まれてるんだろう?
⑧人はどういうとき「気持ち」のことを考えようとするのか?
⑨「気持ち」と「心」を使い分けるときどんな違いがある?
⑩気持ちが乗らないのにルーティーンな活動ができるのはなぜ?
自分の気持ちって本当に自分のものか?

多数決で、本日の問いは「⑪自分の気持ちって本当に自分のものか?」に決定。(ここまでで約45分。小休憩を挟んで再開)

15:00までの約1時間強、いろんな意見を交わしました。実際の対話の内容はまとめきれませんので以下は個人的なメモです。
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感想
・「決定論」や「運命論」の話が出た。「すべては最初から決まってる」とか断定されたら対話が止まる気がした。「最初から決まってる」って、誰が決めてるの? 周りからの影響を受けて生まれたものは自分のものでないとしたら、自分のものなんて1つもないんでは…?
・身体のバイオリズムやホルモンバランスによって感情をコントロールできない時期があるらしい、という話が出た。なんとなくはわかるし実感がないわけではないけど、個人差も大きいから一般化(たとえば「女性全般〇〇である」とか)して考えてしまうのは危険な気がした。
・「言ったり書いたりして言語化すると気持ちが強くなる」というのは、本当にそうだなあ~。
・自分のなかでわいてきた気持ち(まだ言語化する前のもの)に「責任をもつ」場面がある、という話が出た。そういう発想をしたことがなかったので新鮮に感じた。「責任をもつ」場面を自分なりに想像してみたけど、まだ考えが追いついていない。
・自分の気持ちすらわからないのに「私の気持ちをわかってよ」とか「以心伝心」なんてよく言えるよね、という話が出た。「以心伝心」って、「気持ちが通じ合う」って意味じゃなくて「お互いのなかに同じようなもの(気持ち)が同時に存在する状態」かも??という考えが浮かんだ。
反省点など)
・対話中の「論点整理」や「確認のための質問」を、ファシリ(土屋さん)はもちろん参加者からもしてもらえて、ありがたいと思う。私もそういうのができるようになりたい。
・チャット欄を積極的に使うようにしたい。

終了後)
5~8人が「廊下」に残り、ふりかえりや雑談など。気づけば3時間。「本編より長い…」と誰かがつぶやいて場に笑いが起きつつ終了。おつかれさまでした。

★次回 #ぼくてつカフェ 開催情報はこちら
https://bokutetsucafe.peatix.com/

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