観光記ーポルトガル、リスボン編(1)ー
ポルトガルのリスボンへ
カサブランカのムハンマド5世空港は個人的にとても評価の高い空港でした。鉄道で駅に到着すると、いきなり荷物検査をしないといけないのは面倒ですが、ロイヤル・エア・モロッコの受付カウンターのみ、圧倒的な数があるので並ぶことなく、実際にロイヤル・エア・モロッコでリスボンへと向かう身としては、非常に楽でした。wifi環境や充電スタンドも充実しており、エジプトやチュニジアに比べ、とても快適でした。
リスボンへのフライトは約1.5時間程で、機内の混雑度は65%程。ポルトガルの旧植民地であるアンゴラ人の方が多く搭乗されていた記憶があります。ジブラルタル海峡を超えるだけなので、機内食を食べている間にあっという間に到着しました。(前回ブラジルを訪問したときもそうでしたが、ブラジルやアンゴラといった旧ポルトガル領の国々は飛行機が着陸した際に拍手をするイメージがあります。)
ポルトガル入国、市内へ
リスボンの入国は今でも記憶に残っているほど、素晴らしいものでした。シェンゲン協定に含まれていない国でも、日本、米国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、カナダのパスポートを保有する者は機械でのイミグレが可能でした。日本人が日本を出入国する時にパスポートをかざし、写真を撮る行程をイメージして頂ければ良いと思います。
海外旅行でストレスを感じる瞬間の上位に、長過ぎる出入国の審査が挙げられると思いますが、リスボンでの入国は一瞬でした。電子イミグレの対象国の選定も素晴らしい。正直、上記記載の国と、EUのGDP上位5カ国だけの専用イミグレレーンをすべての国に導入してほしいです。切実に。
今までの人生史上屈指の快適なイミグレ後、市内へはメトロで向かいます。
リスボンの交通機関は極めて便利で、1dayパスを購入すると、24時間メトロとバスが乗り放題となります。1day10.8€で、1回の乗車が区間を問わず1.8€なので、6回以上乗車すれば1dayパスのほうがお得になるので、基本的には1dayパスをおすすめします。
北アフリカ諸国は、空港からメトロに乗車するという選択肢がそもそもなかったので、空港からメトロで移動できるという選択肢があるだけで、ありがたみを感じていました。車内も快適で、1回乗り換え、リスボンの中心地、PrataStへ。
宿は、以下の通り。少し入口の場所を探すのに戸惑いましたが、1泊するには充分でした。
チュニジア、モロッコとホテルでの睡眠どころかシャワーすら浴びていなかったので、真っ先にシャワーを浴びました。幸せ。シャワー室の鍵の操作方法がよくわからず、シャワー室から出ることができなかった為、叫んでフロントの陽気なおばさんに助けてもらったのは良い思い出。シャワー室からの出方をレクチャーしてもらいましたが、結局よくわからず。。笑
夜の市内を観光
リスボンの滞在は、到着した日の夜と、翌日の夕方までと実質的に1日程しかないので、早速市内散策に向かいます。まずはコメルシオ広場。以前までは王宮があったそうで、そのためか、中心地とは思えないほど広々とした広場が印象的でした。その後食事をするために、Time Out Marketへ。Time Out Marketは、イギリスの雑誌、「Time Out」の編集者が各都市の厳選されたシェフやレストランをマーケットに集約して出来た、ざっくりいうとフードコートのような場所です。このリスボンの店舗に2014年にオープンしたのを区切りに、世界各国で広がっており、ドバイやニューヨークはもちろんのこと、ケープタウンを私が訪れた際にも目にしました。因みに日本では大阪にオープン予定です。活気のある場所で、歩いているだけでも楽しい空間でしたが、せっかくなので私もここで夕食を食べました。私はキャラメルエクレア、イカがメインの海鮮料理に赤ワインを頂きました。
1人でお酒を飲んだのは人生で3回目くらいだったと思います。また、海外でお酒を飲んだのも人生で3回目くらいだったと思いますが、いくら雰囲気が良く、美味しいものを食べても、一人で飲むお酒は得意でないということを,改めてこの地で学びました笑。
その後、リスボン名物のトラムに乗車。坂が多く、高低差の大きい街並みであることがよく分かりました。街を散策していると、あっという間に23時前に。今度はシャワーの鍵を閉めずにシャワーを浴びて就寝へ笑。こうして、カサブランカとリスボンを弾丸で観光する慌ただしい1日が終わりました。