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世界3大ウザい国と言われるインドに旅行に行ってみたー事前準備編ー(1)


インドに行こうと思ったキッカケ

 2023年2月にブラジル旅行を訪れてから、1年ほど海外旅行には行ってませんでした。日本の真裏に位置するリオデジャネイロを2度訪問するくらいには、世界の中で絶対に行ってみたい場所は制覇している気もしていましたが、そんな自身の薄らとした気持ちは全くもって誤りでした。
 それから1年も経っていない2024年の1月に、東京ディズニーシーにあるアトラクションの「ソアリン」を体験した際に、この映像内に映し出される場所すべてを訪問してみたいと思い、場所も近く、体力のあるうちに行っておきたいと思ったことが、私をインド再訪へと導いたキッカケでした。とても単純な理由ですが、何かが私の気持ちを動かしたのでしょう。
 ディズニーシーのアトラクション1つで簡単に揺さぶられる私の欲求の軸がその程度とも言えますし、成人男性の海外旅行の行き先をたった数分で決めてしまう「ソアリン」の凄さとも言えるでしょう。
 無論、「ソアリン」ででてくるインドの観光地はタージマハルですので、今回のインド旅行はタージマハルを訪問するという絶対軸を元にプランニングしていきました。

インド訪問のベストシーズンは?

今回タージマハルを中心に、インド旅行を結構したのはタイミングの良さもリンクした点が挙げられるでしょう。1月に思い立ち、2~3月に訪問したいとなると、必然的に気温が低い北半球は避けたくなります。そんな状況下でインドのベストシーズンを調べていくと、4~10月は気温の上昇と猛暑、大雨などの不安定な気候、11~1月は霧が多く、観光地で十分な景色を見ることが出来ないといった懸念が散見されました。
どうやら2~3月が年間の中でもベストシーズン(インドの都市間でも差はあります)ということで、この期の旅行を決断しました。
因みに私の中でのベストシーズンの定義は、
・平均して15~30℃で1日の気温が収まる
・雨がほとんど降らず、1日中晴天であること
の2つを軸としており、この時期のインド北部は概ね上記条件に当てはまりました。

訪問日程及びプランニングを行う

日程を決めるにあたって、2/23(金)は祝日でしたので、この日の朝、成田国際空港を出発するAir Indiaの直行便を抑えました。1~2週間毎日直行便のみで価格の変動幅を気にしながら、往復で10万円台を割ったタイミングで購入しました。予算は特に設けておりませんでしたが、この判断は概ね正しかったと思います。海外旅行において、航空券代は最も費用がかかる支出ですので、複数サイトを比較することや、日程を1日ずつでもずらしながら適正価格を狙って、購入することはとても重要なことだと思います。
日程は2/23(金)〜2/27(火)の4泊5日にしました。
ここまでは比較的順調でしたが、この日程内でのプランニングは非常に困難でした。前述の通り、今回のインド旅行の一番の目的は、「タージマハルの訪問」でしたので、デリーに到着した翌日はタージマハルのあるアグラに向かうと決めました。今回のような、3~4日間フリーで行動できる際に、どのような順番で回るかは非常に難しいところですが、私の場合とにかく優先順位の高い場所→最終日は東京への復路となる空港が位置する場所を観光するという流れで旅程を立てます。その結果、今回は以下のようにプランニングしました。

2/23(金)成田発11:30→デリー17:45:デリー泊
2/24(土)デリー⇄アグラ(タージマハル等):デリー泊
2/25(日)デリー⇄バラナシ(ガンジス川見学):夜行列車内宿泊
2/26(月)デリー観光予定:デリー泊
2/27(火)デリー観光予定→夜デリー→成田へ

デリーの観光は1日だけにして、バラナシは訪問せず、ウズベキスタンのタシケントやネパールのカトマンズ、バングラディッシュのダッカを訪問することも考えましたが、タシケントは気温が低すぎる、カトマンズはビザの申請が面倒、ダッカは航空券の代金が想定より高価であったため断念しました。
バラナシは熱望していたわけではありませんでしたが、せっかくの機会ですのでガンジス川を一眼でも見ておくかといった軽いノリで行くことにしました。

インド訪問前の事前準備(ビザ)

インドに限らずですが、海外旅行では出発前日でもなんとかなる準備とそうでない準備があります。そうでないものの代表的な例が、ビザの事前取得です。分かりやすいところではアメリカ合衆国入国の際のESTAといったところでしょうか。
面倒なことにインドの入国はビザの取得が必要ですので、今回は事前オンライン申請で対応しました。因みに、大使館での直接申請、アライバルビザの取得といった方法もあります。4年前にムンバイを訪問した際は、誰も周りの観光客がいない中1人でアライバルビザを取得しました。今回も面倒な手続きを避け、アライバルビザに逃げようかと思いましたが、なんとか1週間ほど前にオンライン申請しました。
アライバルビザは何故か4年前も現在も日本、韓国、UAEの3カ国のみは対応していますので、これからインドを訪問される方も空港での足止めの覚悟がある方はアライバルビザでも問題ないかと思います。(前回の私は1時間ほど要した記憶があります。)

インドのビザは上記のサイトから行いました。今から半年程前のことですので、正確な記憶ではないのですが、日本人の方がブログで掲載されていたビザの取得方法をモニターの半分で表示しながら30分ほどかけて必要情報を記載していった記憶があります笑。一般的な個人情報の入力と25ドル程の支払いが必要だったはずです(クレジットカード対応でした)。
先人の知恵や経験に簡単にアクセスできる時代だからこそ、私もこのように旅行であったことや旅行の準備で必要であったことを記載するようにしています。ただの日記といえばそこまでですが、少しでも同じ都市を訪問しようと思っている方の参考になれば良いと思います。
ビザは1~2日で承認されました。承認された旨の記載のある画面は印刷して、空港の入国審査で提出したので、プリントアウトして持参して行くことをお勧めします。

インド訪問前の事前準備(宿泊、鉄道の事前予約)

インドに限らず、旅先でホテルや旅程を決めるという方も多数いらっしゃるかと思いますが、今回はデリー滞在時以外の行程は全て日本を出発する前に決めておき、予約が出来るものに関しては全て予約をしておきました。
分かりやすいものが宿泊先でしょう。

今回は鉄道のニューデリー駅から徒歩約10分程に位置する「ホテルシティスター」に宿泊することにしました。ExpediaやGoogleMapの口コミも平均以上に良く、アクセスも良かった故の決定でした。ホテルへの感想は後ほど述べさせて頂きます。また、2日目のアグラ(タージマハル)までの往復は国鉄のExpressをあらかじめ手配しておき、バラナシの往路は航空券の手配、復路は寝台列車の手配をしておきました。長い旅程であれば旅程の後半は現地入りした後の気分で決めても良いかと思いますが、5日間という短い旅程な上、慣れないインドへの旅行だったこともあり、事前に予約しておきましたが、結果的にこの判断はとても正しかったように思います。現地に入って宿泊先を探すのも旅行の醍醐味の1つではありますが、慣れない場所で宿泊地を短時間で決定するのは、博打に近いところがありますし、冷静な判断ができない可能性も大いにあります。衛生環境も含めて最低限の生活は、出発前から担保しておきましょう。
時間と心の余裕は、行動や意思決定に大きく影響しますので、インドのようなインフラが発展途上の国では、尚更事前の予約をお勧めします。

鉄道の予約は上記サイトがオフィシャルサイトですので、アカウントを作成して、こちらから予約することをお勧めします。最初は登録の方法もよく分かりませんでしたが、日本人の方のブログ等を参考にしながら進めていきました。
日本人はニューデリー駅で頻繁にこの鉄道の切符を購入しようとして、偽ガイドに引っかかってしまうケースが多いとブログや地球の歩き方に書いていたので、多少手間ですが、インド出発前に手配していくと心置きなく旅行に臨む事ができるでしょう。尚、購入した際は必ず購入完了の画面をスマホで撮影した上で、プリントアウトして持参しておきましょう。後々記載していきますが、インドでは出力した予約番号がとても重要になります。


ビザの申請画面

ざっくりですが、以上が今回の旅行前の準備等になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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