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世界3大ウザい国と言われるインドに旅行に行ってみたータージマハル、アグラ編ー(3)


タージマハルへ

タージマハルのエントランスに到着。ルーブル美術館の周辺や、リオのカーニバルと異なり、チケットの転売ヤーや、高額でチケットを売りつけてくる勧誘がいなかったので、想像以上にスムーズでした。インド国民は50ルピー(約90円)、外国人は1,100ルピー(約1,900円)とインバウンド価格が如実でしたが、タージマハルのような世界遺産の保護等に利用されるのであれば、妥当な価格だと思いますし、もう少し値上げしても良いとすら感じました。因みに、私史上最も高価な入場料を支払ったのは、ヨルダンにあるペトラ遺跡(約9,000円)でした笑。
姫路城など一部の日本の観光地での導入の検討も話題になっていますが、
個人的には全く問題のない仕組みだと思います。むしろ、日本の観光客は揃いも揃って入場料が安すぎると感じています。

チケット売り場
インターネット回線があればオンラインでも購入可能です
入場ゲート
手荷物検査、かなり厳重でした(男女別レーン)

手荷物検査は非常に厳重なもので、食べ物の持ち込みは禁止で、飴なども禁止でした。オートリキシャー等で西門まで行くと、ロッカーがあるのですが、徒歩で移動した私はロッカーの存在すら知らずに、そのまま突破を試みました。無論入場は認められず、手荷物検査場近くにある荷物預け(有人)に荷物を預けました。貴重品を預けるのはやや躊躇いましたが、選択肢がなかった為、信頼し、いよいよ入場します。

荷物検査ゲート
とにかくインド人の訪問者が多かったです

SONYとキヤノンのカメラを持ち歩いたカメラマンもたくさんいましたが、勧誘は特になく、快適でした。ここまで勧誘がないと、エジプトのピラミッドにいるガイドの図々しさを見習ってほしい感も、、笑
インド訪問恒例の一緒に写真撮ってくれのお願いもこの場所でされて笑、
いよいよ念願のタージマハルへ!!!

見えた、見えてきた!!!!!
この距離で見ても圧巻の美しさ。入国早々ニューデリーの喧騒な街並みを目の当たりにした身からすると、目の前に4本構えるシンメトリーのミナレットと、大理石で出来た白い墓廟はあまりにも美しいものでした。
タージマハルはその名を聞いたことある方はいらっしゃると思いますが、その実態は端的に表現するとお墓です。
世界史でも有名な、ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に死去した妻のマハルのため建設しました。世界遺産であるとともに、世界七不思議の1つ(他はヨルダンのペトラ遺跡やリオデジャネイロのキリスト像など)にも数えられます。

マハル妃は1631年に死去しますが、この死に際して、故・マハル妃の為に建築されたのがこのタージマハルで、死去の翌年である1632年に建築され、約20年後の1653年に竣工されたとされています。亡くなった妻の為に後世歴史に残る建築物を建築してしまうので、その影響力たるや恐ろしいものです。

土曜日ということもあり観光客が多かった
結果的にツーショットになってしまった一枚笑

タージマハルの建物の中はチケットを改めて提示する必要があり、手荷物の中に預けてしまったため、引き換えして取りに行きました。めんどくさい、、
3度目の荷物検査を行い再び入場し、シューズカバーを受取、やっと中に入れました。建物の中は撮影禁止で、王妃と王の墓石が並んでいました。

裏側
休憩していたら絡んできた2人組。日本に来てみたいとのこと

彼らはしきりにInstgramを見せてきて、彼女と分かれたとか、日本やアメリカに行ってみたいだとかを熱弁してました。またいつか会いましょう!!

観光客が多かったので、土曜日の午後は避けたほうが良いかと思いました笑

タージマハル周辺を散策

記憶が正しければタージマハルの見学時間には3時間という制限があり、入退場ゲートで色付きのコインを投入するので、見学時間には注意が必要でした。私はかなりゆっくり見学しましたが、2時間ほどの滞在だったと記憶しています。
タージマハルを出て預けていた手荷物を返却されるまで約5分間利用者で争奪戦があったので、手荷物の預け入れはやはりオフィシャルのロッカーに預け入れいただくのがおすすめです。また、預けていたバックにチョークで番号を記入されていたので、几帳面な方は入場ゲート入口の預け入れは利用されないことを強くおすすめします。
手荷物を受け取った後、タージマハル周辺の通りを散策しましたが、特に目ぼしいレストランやお土産屋もなく、アグラ城まで向かうことにしました。

タージマハル周辺の露店
非常に汚い場所もあった
正式なロッカー
こちらに預けておくことをお勧めします
西門からの歩道

アグラ城

タージマハルからアグラ城までは徒歩で移動しました。約30分くらいです。この日は完全に徒歩モードになっており、全く苦でなかったです。タージマハルとセットのチケットがあると地球の歩き方には書いてあった気がしましたが、100インドルピー分割引となっただけでした。入場し、荷物検査を終え、中に入って行きましたが、、、
率直なところ、タージマハルをしっかりと観光することができて大満足しており、あまり大きな感動はありませんでした。。
アーグラ城に最後に暮らした5代目皇帝ジャハーンは、タージマハルを建設した張本人で、そのジャハーンは、息子によってアーグラ城に幽閉されてしまい、晩年をこのアグラ城で過ごしたとされています。

入口。仏教徒の集団
遠くに見えるタージマハル。よく歩いた。

1.5時間ほどで中を観光し、見終わりました。ガイドツアーもありますし、もう少し下調べしていけばよかったのかもしれませんが、1度訪問すれば良いかなという感想が正直なところでした。但し、この場所を訪問した多くの友人に訪ねたところ、とても良い場所だったとの感想が多かったので、行ってみる事自体は強くおすすめします。

外観


アグラ城と近くの露店

アグラフォート

アグラ城を観光し終わり、AgraCanttを18時過ぎに出発する電車でデリーに戻る予定でしたので、5時間ほど余ってしまい、仕方なくAgra Fort周辺を散策していました。
この際、恐らくスラム街に住むであろう女の子の姉妹にお金をくれと強請られ、10インドルピー(日本円で18円ほど)を仕方なく渡したら、信じられない程喜んでいました。彼女たちは私の目を見ることもなく、お金を手にどこかへ消えてしましました。4年ほど前にムンバイのドビーガードを訪問した際の事を思い出しました。
因みにこのあたりはスラム街が広がっており、少女たちと出会う前にも何人かにお水をくれだの、お金をくれだの散々言われていたのですが、心を鬼にして無視していました。18円であれほどの喜びを見せるのはとても印象的でしたし、私の目を見ずに、お金とともに消え去っていく姿には言葉にできない切なさを感じました。

その後、Agra Fort駅周辺を散策。このあたりは観光地ではないですが、露店が迷路のように混在しており、歩いているだけで面白さはありました。また、観光地ではないため、ローカル向けに成り立っている点も新鮮で、その活気に圧倒されつつも夢中に歩いていました。

平然とうろつく猿

デリーへ戻る

AgraFortを散策した後、ここまできたらリキシャーを利用せずに頑張ろうという謎の意思が働き、帰りの電車が発車するAgraCantt駅まで徒歩で移動しました。約1時間の道のりでしたが、そこそこ新鮮さを感じながら歩くことが出来たので、さほど苦には感じませんでした。我ながらまだまだ体力は大丈夫だと安心しました。

相変わらず駅に居座る乗客たち
12049に乗車予定。懸念されてた遅延はなし!

インドの鉄道は遅延が多いと聞いていましたが、ほぼ定刻通りに到着し、無事に3時間かけてデリーまで戻りました。
リアルタイムでの鉄道の運行情報は、以下のアプリをダウンロードしておけば、ログインせずとも見ることが出来るのでおすすめです。


軽食

帰りは、Hazrat Nizamuddin Delhiというやや中心地から外れた駅で降車。ここからホテルまでは地下鉄かUberを利用すれば良いにも関わらず、電波が繋がらず、Uberを利用できなかったため、地下鉄のJangpura Metro Rail Station駅まで徒歩で25分かけて移動。本来であれば、Hazrat Nizamuddinという駅が徒歩3分程に位置していたのですが、事前にインプットできておらず、判断ミスでした。。。旅行時の情報量はあるにこしたことはないですね、、

結局、21時過ぎにホテルに到着し、食事をして休憩。
合計31.5km歩きました。まぁまぁ頑張ったと思います笑。

明日は出発する日に訪問を決定したガンジス川のあるバラナシを弾丸で訪問します。
最後まで読んでくださりありがとうございました。


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