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観光記ーアブダビ、アルアイン、UAEまとめ編ー
こんにちは。だいぶ更新の間隔が空いてしまいました。こういうものは一度習慣を辞めてしまうと継続が困難であるとつくづく感じます。
さて、UAEではアブダビ、アルアインにも訪れましたので、その2都市に関してとUAEのまとめ編を執筆していきます。
アブダビはUAEの首都で、ドバイからは車で約1.5時間程で行く事ができます。観光客の方はバスを利用して移動される事をお勧めします。
経済、商業のドバイに対して政治の中心地としての機能を果たすアブダビ。活気こそドバイには劣りますが、原油も豊富である事からUAEでは強い影響力のある都市として知られています。
分かりやすい例で申し上げると、サッカーのマンチェスター・シティーのスポンサーであるエティハド航空が本拠地としていたり、ワイルド・スピードのスカイミッションの中東でのシーンは殆どがこのアブダビで展開されています。
アブダビ観光は1日でした。はじめに訪れたのは、ルーヴル・アブダビ美術館。フランスにあるルーヴル美術館の姉妹美術館として2017年に開館されたそうです。
正直、既に1.5年ほど前に訪れた事なので、詳しいことは忘れてしまいましたが、何故わざわざアブダビにこの美術館を開館させたのか。
UAEには歴史という歴史がないのです。世界史においてUAEが登場する事はほぼないと言っても過言ではありませんし、石油資源が発見されたのも四半世紀ほど前の話。夏は40度を超える温度の日々が続くこのUAEでは屋外のアミューズメントパークはなかなか発展しません。そうすると、必然的に博物館や美術館といったファシリティを観光資源とするのは必然であるとも言えます。
館内は大体2時間ほどで見終えました。パリのルーヴルに比べて開放感ある屋内となっているのが印象的でした。(薄っぺらい感想ですいません。)
そして、車で移動してエミレーツパレスへ。ワイルド・スピードの撮影地として利用されたあの場所です。このビルとビルの合間をヴィン・ディーゼルとポールウォーカーが爆走します。
エミレーツパレスの前にこのビルはあります。エミレーツパレスは名前の通り、宮殿なので、各国の政府の要人がUAEを訪れる際はここで国王と会談します。安倍晋三首相も、勿論過去には訪れています。
ここでは、アフタヌーンティーを頂きました。ひたすら甘いスイーツが出てきます。味はとても品性のあるもので、美味しかったです。値段は1.5時間くらい滞在して5000円くらいだった気がします。
このパレスでは襟付きというドレスコードがあった気がします。(私はラコステのポロシャツで行きました。)
余談ですが、もし結婚したらこんな素敵な場所で結婚式を挙げたいなと思いました。一言で表現するならマーベラスでした。
その後、車で移動してシェイク・ザーイド・グランド・モスクへ。
車で15分くらいだった気がします。
モスクは短パンやTシャツでの入場は禁止で、女性はニブカ(髪などを隠すイスラム圏の服装??)に着替えなければなりません。これらに違反している場合は、荷物検査をするタイミングで着替えることになります。無料で貸し出しがあったはずです。詳しい事は事前に調べてから訪れることを強くお勧めします。
因みに入場料、駐車代金共に無料なので、特にお金を支払う必要はございません。
ここでの雰囲気、感じるものというのは言葉で表すのはとても難しいものでした。圧巻です。主要な観光地のモスクの中ではかなり大きいモスクだと思うので是非訪れてみて下さい。お昼から夕方にかけて訪れてライトアップも含めて見ることで、一層魅力が増すと思います。
打って変わって、この景色はハフィートというアルアインの岩山の頂上から撮影したものです。アルイアンはドバイ、アブダビに比べると知名度は圧倒的に劣ります。日本ではサッカー選手の塩谷司選手がアルアインでプレーしているので、サッカー好きには若干馴染みある地ではあります。
UAEはどの都市も本当にコンパクトシティです。都市部以外はほぼ全て砂漠。アメリカの郊外のようにたまにあるガソリンスタンドすらありません。
アルアインはドバイ、アブダビに比べれば都市としての規模、活気共に劣後します。都市部で乱発している高層ビルもほぼほぼなかった気がします。
直後にアジアカップが開催されるということで、スタジアムは見学してきました。このスタジアムは2018ロシアW杯最終予選で日本VSUAEが行われた会場です。因みにその試合では今野泰幸選手などのゴールで日本が勝利しました。
アルアインではUAE唯一の世界遺産があり、実際に訪れたのですが、正直ショボかったですね(笑)。
これは私のみならず私の友人とお父さんも同意見だったので間違い無いと思います。UAEに駐在するなら1度は行くべきかと思います。笑
私としてはオールドスークのような旧都市の方がよっぽど世界遺産に値する気もしましたが、アルアインの知名度向上の為にもUAE唯一の世界遺産がアルアインにあるという事実が大事なのではないでしょうか。
ただ、時間を使ってアルアインに行けた事は個人的にはとても重要な時間でした。ドバイ、アブダビと都市としての規模が圧倒的に異なるので、首長国連邦制度の特徴がよく分かります。UAEのような国では結局石油が産出される都市が、圧倒的に発展することがよく分かりました。
12月31日にドバイで年越しをして、翌日の朝の便で帰国しました。ここでは、場所取りを巡って様々な外国人の方と信じられないほど言い合いをしました(笑)。
前年に私の友人のお父さんが10万円払ってこのイベントに参加したにも関わらず、あまりいい席ではなかったという事で、今年はブルジュハリファを所有するエマールプロパティーズのレジデンス限定エリアで見るとのことでしたが、なかなかのグダグダっぷり。このへんの整備はあまりうまくされていませんでした。笑
それもいい思い出です。
立ち見なのか、座ってみるかなのかもよく分からず、、、
結果的にとても刺激的な年越しをしたのでオールOKですが。
その後ブルジュはリファのレジデンスに戻る際にも、警備員が何故か我々を入れさせないように対応してきたりとなかなかカオスでした。笑
色々とカオスさもありつつも、UAEは本当に非日常的な国で最高でした。
・ドバイ、アブダビは極めて治安も良く整備されている。
・時間がない、トランジットで観光した上で、エンタメ感を重視するなら、ドバイに立ち寄るべきです。観光地としての総合力ではドバイが上だと思います。
・モスク等ピンポイントで観光したいならアブダビ。
・物価は日本より少し高いくらいのイメージだと思います。
また機会があれば法律などに絡めて書きます。ドバイは税率や法律が諸外国に比べ優位な条件であることが多く、急速な発展の裏側にはこのような事情を複合的に鑑みて分析する必要があります。
最後に、お世話になった友人、友人のお父さん、友人のお父さんが勤める某日系メーカー企業の皆様には一生忘れられない経験をさせて頂き誠にありがとうございました。この場を借りて、改めて心より御礼申し上げます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。