タンバリン表紙

戯曲公開(無料)『タンバリン・スナイパー』

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※本作品の著作権 (上演権・映像化権などを含む) は石原美か子に帰属し、無断上演は禁じます。上演を希望される場合は、戯曲の最終頁の「上演許可について」をご確認の上、必ずご連絡ください※

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2011年、劇団・8割世界さんの10周年前夜祭公演(第15回公演)として書き下ろしたコメディ作品。八幡山ワーサルシアター提携公演。
国の方針により、子供たちを守るためにライフルの所持を許可された保育士たちが、悩みながらスナイパーの研修を積むコメディ。
この作品を構想した時は、実際に子供が保育園に通っていました。ニュースで流れて来る、幼い子供たちが巻き込まれる事件や事故・・・保育士の先生たちはその都度、園の安全管理を見直して対策をしていました。そのご苦労を眺めていて、ごく自然に「こんな善良で責任感の強い先生たちなら、護身用に銃を持たせてもいいんじゃない?ぜったい乱用しないよ!」と思いました。けっこう本気で思いました。
子供が成長してしまった今ではそんな発想は出て来ないので、書ける時に書けることを書いといて良かったなと思います。あとは、早くこの作品が時代遅れとなって「へぇ~平成って子供を守るのも大変だったんだ~、いまはもう違うけどね」という時代になるのを望んでいます。

【ページ数】89ページ
【上演時間】約120分
【キャスト数】14名(男7・女7)
【初演】2011年 8割世界
【あらすじ】
子供たちが巻き込まれる痛ましい事件が続く昨今。国は子供たちを守るため、保育士に狙撃免許を与えることを決めた。
主人公・小松崎あやめは若い保育士。狙撃の訓練をするセミナーに参加することになった。園長命令なので断れないが、ライフルを撃つなんて気が重くて仕方ない。それに彼女の夫は何より暴力が嫌いだった。尊敬する人はガンジーとマザーテレサ。そんな彼に狙撃免許のことは言えず、秘密にしたまま訓練を積む日々。
しかし葛藤とは裏腹に、彼女のスナイパーとしての素質が開花してしまう。保育士なのに手先は不器用、歌とお遊戯も壊滅的に下手なのに、なぜか狙撃だけは天性の才能があったのだ。手に馴染んでいく銃を見つめて悩む。これで本当に子供や同僚を守れるのだろうか。何か違うような気がするけど、でも綺麗ごと言ってたって弱き者は守れない。
・・・でもライフル持つために保育士になったわけじゃないんですけど!
ピアノ弾いて子供たちと「アイアイ」とか歌ってるだけじゃダメなんですか?!

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石原美か子 公式サイト http://www.ishiharamikako.com/

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