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私が焼酎の分野で仕事をすることを決めた理由

どうも。石原誠也です。

今回は私がテーマの通り「私が焼酎の分野で仕事をすることを決めた理由」についてまとめました。

何かで1番になりたい

学生時代は興味のあることはとことん足を突っ込む意識の高い学生でした。
いろんな人・環境に触れて大きな刺激を受け、何をするにしてもとにかく1番を目指し、将来的には社会的地位が高く、社会に変革を生み出せるような優秀なビジネスマンになろうと思い社会人となった4年前。

しかし、私が想像していた以上に社会は厳しかった。社内の先輩方はもちろん同期、外を見れば他社でバリバリ仕事をしている同世代や活躍している社会人の方々。みんな優秀過ぎました。思考や行動、圧倒的な結果の数々...。上を目指して会社で、業界で、ビジネスマンとして1番を目標にがむしゃらに働きましたが、上を見れば見るほど優秀な人はゴロゴロいます。終わりが見えない世界だなと思い次第に何のために働いているのか?と疑問を持つようになりました。

そんなある日、大手企業やベンチャー等で活躍している仲間たちと飲みに行った時の話です。お酒を注文する際、メニューに居酒屋ではあまり見かけませんが、鹿児島県民なら知っている焼酎があったので注文すると、その焼酎について仲間たちから聞かれました。蔵元や焼酎の歴史、味など簡潔に話しました。すると、なんでそんなにすぐに話せるのかとビックリした表情で興味を持って話を聞いてくれました。そこでふと私は考えたのですが、優秀な人たちと対等になるためには彼らが知らない足を踏み込まないであろう領域に詳しくなり、その分野のスペシャリストで1番になること。これが一つ優秀な人たちと対等に勝負できる道なのではないかと気付かされ、それが私にとっては焼酎なのではないかと考えました。

無意識レベルで没頭できる自分の好きとは?

ただ、その時点で焼酎の分野を生業にすべきかどうか判断できませんでしたので、仕事とプライベートを切り分けずに無意識でそのことに1日中没頭でき、加えて誰もが簡単に足を踏み入れない分野は何か?という基準で関心があるものは土日で全て取り組みました。プログラミングやデザインの分野、スポーツや健康、その他諸々。数えればキリがありません。2~3年くらい多くのことに取り組んだ結果、焼酎のことをずっと考えることが苦ではなく、四六時中没頭でき心から好きであると確信しました。どんな伝え方やシチュエーションであれば焼酎を飲みたくなるのだろう。仕事帰りにどんな広告があれば焼酎を手に取りたくなるのだろう。街中を歩いている時、友人とお酒を飲んでいる時、電車に乗っている時など気づいたら無意識にどうすれば焼酎の魅力を良さを伝えられるだろうと思考が働いていました。

少し回り道をしましたが、私は何が1番好きで没頭できるのか時間をかけて思考と行動を繰り返した結果、自信を持って「焼酎」と言えるようになりました。

2つの怒り

焼酎が好きであることがわかったことに加え、私が焼酎の分野で仕事をすることを決定づけたことに2つの怒りが関係しています。

1つめは、正しく焼酎が飲まれていないことです。私も経験あるのでわかるのですが、例えばよく大学生が場を盛り上げるため、酔って騒ぐためにイッキ飲みをするお酒として焼酎が挙げられます。ストレートやロックで飲んだことで酔いが回り、気分が悪くなる人やひどい人ではトイレに(省略).....。そのような経験から焼酎はマズイ、クサイ、アルコールが強いなどのイメージが纏わりついて敬遠されがちです。しかし、焼酎とは本来ビールのようにイッキに喉に流しこんだりするようなお酒ではありません。少量を口に含み嗜んで味や香りその場の雰囲気を楽しむお酒なのです。正しい飲み方であればとても美味しいはずなのにそれを知らずに焼酎をキライになってしまうことに私は怒りを感じていました。

2つめは、焼酎の作り手が正しい飲み方や思いを発信していると思うのですが、それが上手く伝わっていないことです。各々の蔵元でもいろんな取り組みはされていると思いますが、正しく焼酎を飲むための消費者への教育が圧倒的に不足しているのでは?と感じました。こんなに素晴らしいお酒なのに正しく世間に浸透していない。商品に必ず取扱説明書があるように、作り手は作って終わりではなく、その魅力を最大限発揮する正しい飲み方まで伝える必要があります。良いものを作って終わりではありません。何十年、何百年と受け継がれているお酒を作り手の思いがこもったお酒を飲み方まで伝えることがセットだと思うのです。

これら私が感じている2つの怒りから飲み手と作り手を上手く繋げる役目が必要だと考えるようになりました。焼酎の分野の中でも消費者とメーカーを繋ぐ役目になりたい、ならなければならないと考え、仕事にすると決心しました。

最後に

この考えにたどり着くまでに時間はかかりましたが、きっかけは飲みの席での些細な会話からでした。ただ、本当に焼酎の分野で仕事がしたいのか自信を持つことができなかったので、関心をもった多くのことに触れて、思考と行動を繰り返した結果、焼酎が好きでこの分野でメシを食いたいと自信を持つことができました。また、ただ好きだからではなくて、その好きなことの中に問題意識があり、それを解決したいと思える動機があったことが焼酎の分野での仕事を決定づける大きな要因でした。

今、多くの生き方を選択できる恵まれた時代です。選択肢が多くなったが故に生き方に悩む若者は多いと感じますし、私もその1人でした。その悩みを絶対的に解決する方法はないと思いますし、日々思考と行動を繰り返すことでしかその人の生き方や価値観は醸成されないと私は考えます。

今はwebの広告営業をしている私ですが、近い将来必ず上記の仕事をするために準備をこれからも続けます。

今回は以上です。

よろしければ、私の普段の思考や焼酎の飲み方、焼酎に合うつまみや銘柄などSNSで発信していますので、気になった方はアカウント覗いてみてください。

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定期的に更新しますので次回もお楽しみください!


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