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言い間違い2(とろとろ野菜おやじ)

株式会社石黒金属製作所の北山です。東大阪市で製缶、鈑金、溶接業をしています。

成城石井(せいじょういしい)という、輸入品やオリジナル商品等を扱う少し高級なスーパーマーケットがあります。関西のイカリスーパーの様なものでしょうか。今ではわりとどこでも店舗が出来て珍しいものでもないですが、昔はもう少し有名ではなくて店舗が少なかったイメージがあります。

そんな昔、道を歩いていたら、高校生の集団が歩きながら会話していて、成城石井の近くで看板を見つけて、その高校生のうちの1人が「おい、そこのなりしろせきい行こうぜっ!」って言いました。聞こえてきた会話から一瞬何の事だろう?と思ったのですが、成城石井(なりしろせきい)と読めるので、あぁ、なるほど、めっちゃ間違ってるやん。と思いました。

すると高校生のうちの1人が「お前間違ってるぞ、せいじょういしいだぞ」と訂正されて、訂正された高校生は「俺ずっと今までなりしろせきいと思ってた」と言っているのを思い出しました。なりしろせきいってなかなかインパクトのある名称で、なりしろせきいだと、せいじょういしいと置いてる商品ももう少し違ったかもしれません。なりしろせきいの方が、和の商品が多くて、乾物とか多そうな響きがしました。

そんな言い間違い、他にもありました。
奥さんのお母さん、僕の義理の母が、うちの長男がまだ1歳にもなっていない小さい頃に、商品を宅配してくれる宅配サービスの会社に電話注文していた時です。

母が、長男の離乳食を注文していました。
「はい、有機米とろとろ野菜おじやを1つ、、、何々をひとつ、はい、、、」
と言う具合に電話で相手の窓口の女性に注文していました。

とろとろ野菜おじや

そして注文し終わり、女性の方が注文の確認で復唱した時です。窓口の方の事務的なトーンで復唱していたそうです。
「何々ひとつですね、何々ひとつ、有機米とろとろ野菜オヤジ、、、あっ!」

えっ、とろとろ野菜オヤジ!?

とろとろ野菜おじやをオヤジと言い間違えられたのです。

母は言い間違いを聞いて、頭の中で段々ととろとろ野菜オヤジのイメージが出てきて、笑いをこらえきれず、電話口で吹き出してしまい、しばらく笑いを止めることができませんでした。

その後、相手の窓口の女性の方に大丈夫ですか?と心配されたそうです。いや、あなたの言い間違いが引き金でしょう笑

とろとろ野菜オヤジは、野菜オヤジがとろとろしている状態でしょうか、それとも野菜オヤジがとろとろになった状態なのでしょうか、どちらにしてもおもしろいオヤジであることには変わりありません。

こんな感じでしょうか。いや、どうだろう。

最後に、子供の頃、地元の子供会で、経済に疎い感じの会長さんが挨拶していて、バブルが弾けてどうのこうのという話しをしていて、子供の僕はほとんど聞いてなかったのですが、家に帰ってから、父親が、「あの会長、経済の事とかほとんどわからんのに頑張って話そうとしてたけど、バブルが弾けてって言うところ、バルブが弾けて、バルブが弾けてって何回も言うから吹き出しそうになった」って言っていたのをずっと覚えています。

その会長の人を大人になってからも、町内で見かけると、あっ、バルブが弾けての人だなってなります。

言い間違いは日々あちこちで起きていて、問題になったり、謝罪に発展しています。できるだけ言い間違えたくないですが、言い間違えるなら、笑いになる楽しい言い間違えをしたいです。でも何年も記憶に残るほどの言い間違いはしたくないなと思います。

ではまた。



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