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八ヶ岳縦走 Day2 初めての信州山のグレーディングD(青年小屋 権現岳 赤岳 横岳 硫黄岳 オーレン小屋)

八ヶ岳縦走2日目(2024/10/09 水)
青年小屋 → オーレン小屋
ルートの詳細はYAMAPにて
https://yamap.com/activities/34983860

青年小屋〜オーレン小屋

本日は朝から昼過ぎまでずっと雨、かつ、時々強風。
ヘルメットはつけたり外したりも面倒なので出発からオーレン小屋に到着するまでずっと装着。

青年小屋 - 権現岳

多少の高度感はあれど慎重に歩けば特に危険なポイントはない。急がず焦らす自分のペースで行きましょう。

南八ヶ岳の樹林帯
青年小屋からしばらくは樹林帯を進む
権現岳への登山道
奥に見えているのが権現岳かな
西岳
奥に見えるのが西岳
この辺りはいい感じに紅葉している
権現岳から編笠山と青年小屋
権現岳から編笠山と青年小屋

この辺りでガスが開けてきたので、このまま雨が止んで青空が覗くことを期待しつつ歩いた。しかし、それが実現したのはお昼を過ぎた13:30頃とまだまだ先のことである。

権現岳 山梨百名山
権現岳 山梨百名山

権現岳 - 赤岳

初めての「山のグレーディングD」となる
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/documents/yamanogure-dexingu_matrix-20210405.pdf

赤岳
権現岳近くから見る赤岳
左:阿弥陀岳 右:赤岳
左:阿弥陀岳 右:赤岳
赤岳の岩場
簡単に割れてしまう岩場が随所に現れる
奥に見えるのが赤岳

赤岳の南側はほぼ崖。それを鎖なしでよじ登る。それが1時間、いや2時間ほど続く。体感的にはそれくらい続く。これはきつかった。確実に過去の経験になかったタイプの登山となった。レベルアップである。

赤岳の崖登り
こんな崖を登ってきた

前後に誰も歩いておらず落石等はなかったが、いつ落石があってもおかしくない危険地帯。割れている岩も多く、手で掴んでも崩れてしまう。どこに手足を置くのかが運命の別れ目。1箇所ミスったところがあり崩れた斜面と共に自分も落ちそうだった。

赤岳山頂
赤岳山頂 2899m

赤岳 - 硫黄岳

赤岳到着すると雨が雪?ヒョウ?に変わってきた。もうそんな季節か。夏用のベースレイヤーにレインウェアという服装では少し寒かった。
赤岳のトイレをお借りしたが山荘からかなり歩く。歩いている間に漏れてしまいそうだ。
時間に余裕があれば赤岳でランチでも食べたいと思っていたがそれどころではないため、所々の休憩でカロリーメイトで済ました。

雲に覆われる赤岳と阿弥陀岳
横岳を過ぎたあたりから
雲に覆われる赤岳と阿弥陀岳

横岳を過ぎたあたりから青空が顔を出し始めた。
ここまで前日も含めて登山者に出会うことはなかった。いくら天気が悪いとはいえ、かの有名な八ヶ岳のトップであり百名山にも数えられており人気ありそうだが。このルートはあまり人気がないのだろうか。赤岳まで行けば人も多くなるだろうと思っていたが結局オーレン小屋に着くまでに2、3名と挨拶を交わした程度だった。

赤岳周りはいい感じに色付いてきた
硫黄岳近くの登山道
硫黄岳に近づくと登山道が火星に変貌する
僕も走れるポイントなので先を急ぐ
硫黄岳山荘
遠くに硫黄岳山荘が見える
この下りも比較的走りやすいポイント
到着 硫黄岳 2760m
到着 硫黄岳 2760m

硫黄岳 - オーレン小屋

硫黄岳周辺は比較的歩きやすい。そういうわけで少し走りしつつ急ぎオーレン小屋へ向かう。

オーレン小屋への登山道
オーレン小屋への道は樹林帯が多くなる
オーレン小屋への道のり
オーレン小屋への道のり

ペースはx1倍で予定を立てており、ゆっくりハイキングできるかなと思っていたが、オーレン小屋には予定から30分遅れで到着。

八ヶ岳 オーレン小屋
八ヶ岳 オーレン小屋

オーレン小屋について

到着するとまず小屋のスタッフから小屋の中を歩きながら説明を受ける。
食事の時に知るのだが本日の宿泊客は男3名、女1名(内1組夫婦)のようだ。というわけで全員個室ゲット。

オーレン小屋の談話室
オーレン小屋の薪ストーブが暖かい談話室

説明を受け終えると速攻でお目当てのお風呂に入った。檜風呂だ。しかも広い。
知らないおじさんとご一緒する。裸の付き合いというやつだ。コミュ障な僕には新たな挑戦である。
その方はなんと神奈川県からきたというではないか。(自分も神奈川県民)
自分が今ホームにしている丹沢山の近くにお住まいらしい。知らない方と裸でお話しするのも山小屋泊ならではといったところか。

トイレやお風呂への廊下 すごく良い雰囲気

このお風呂ではシャンプーや石鹸などは利用できないがそれでもかなりスッキリする。この小屋に決めてよかったと思った瞬間だ。
なんせこの小屋に行くために一度山をおりて、翌日再度登るわけだ。疲労感を鑑みると失敗したかなーと思った事もある。風呂だけではなく総合的に見てこの小屋に来てよかったと、心からそう思っている。

オーレン小屋 桜鍋
オーレン小屋の夕食 桜鍋
オーレン小屋の夕食
オーレン小屋の夕食 サイドメニュー

そして夕飯は豪華に桜鍋だ。
前日の青年小屋といい、今回のオーレン小屋といい、八ヶ岳はご飯が美味しい。しかも今回は檜風呂も入れるというご褒美もある。談話室も広々としており、薪ストーブで部屋が温められている。とても居心地がよかった。

オーレン小屋から見える星空
iPhone12 Pro Max で撮った星空

ダウンを羽織り外に出ると満点の星空。テント場まで行くとさらに良く星が見える。
夕方からでも晴れてよかった。翌日の天候に期待して就寝。

オーレン小屋のルール・設備

  • 夕食は17:00から(日によるみたいだ)

  • 朝食は6:00から(日によるみたいだ。本音を言えばもっと早くしてほしい)

  • 朝夕共にご飯おかわり可能

  • 檜風呂は17:00まで(この日は男女共有。早い者勝ちで入れるシステム)

  • 風呂洗面台では石鹸・シャンプー・歯磨き粉の類はNG

  • トイレの便座はなんと暖かい。そして山小屋らしからぬ臭くない。(紙を流すのはNG)

  • 談話室に薪ストーブあり。濡れたウエアなどを乾かせる。

  • 売店の営業時間6:00-19:00

  • 20:30消灯(部屋の電気は消えるが、廊下やトイレなどの電気はついたままだった。)

  • 電話の電波は入らないがWi-Fiを使わせてもらえる。

  • オーレン小屋の予約はWebサイトから
    https://www.o-ren.net/

続きはDay3へ

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