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【小笑師匠】真打昇進あれこれ【兄弟子】

いつも更新が遅くなり申し訳ありません、三遊亭金の助です。
先日、ウレタンマスクをして寄席の楽屋に行ったら、前座さんに『兄さん、ウレタンマスクだと師匠によっては意味がないっていう人もいるから、やめておいた方がいいですよ。やっぱりフセインマスクがいいですよ』って言われました。
フセインマスク?なんだろう…イラク製のマスクかな?』と思っておりましたら、結局『不織布マスク』のことでした。この大コロナ時代に突入して久しいのに、こんな間違いをする人間がいるんですね。
この言い間違えをした前座さんが次回の勉強会の開口一番を務めてくれます。ちなみに前にも一度来てくれた講談の前座さんで、私のYouTubeの動画のタイトルコールもこの子に頼んでいるくらい上手な前座さんなので、それもお楽しみにご来場よろしくお願い致します。

おれが金の助

さて6月11日から新宿末廣亭真打昇進披露興行が始まりました。
私の兄弟子の三遊亭小笑兄さんも、このたびめでたく真打に昇進しました㊗
トップの写真は初日に末廣亭の楽屋一門勢ぞろいで撮影したものです。
師匠と一緒や一門揃って写真を撮る事って逆に少ないんですよね。よく会ってるから別に撮らなくてもいいか…ってなってしまいますからね。

私と花金も、先の師匠が他界したので預かり弟子という立場で笑遊一門に加えてもらいましたが、師匠は分け隔てなく…いや、逆に気を遣ってもらっているくらいです。
師匠は楽屋で、他の師匠方がいる時に『金の助の実家から届いたお中元がいいものだった』『花金の親は先生で立派な人なんだ』と私たちの事を発信してくれて、嬉しいような恥ずかしいような…でも、やっぱり嬉しいですよね。
私の事なんかも心配してくれてます。
金の助、おれはお前が一番心配だよ…』と随分前に一門で飲んだ時に言われて驚きつつもすごく嬉しかったです。
ですが、その飲み会の最中に、すべての弟子に全く同じことを言っていました…(笑)
しかし先の師匠が他界した後、今の師匠が快く預かってくれて本当に良かったなぁと思っています。


そんな一門の兄弟子の披露目ということですが『真打になるにはどうしたらいいのか』『真打昇進披露興行とはどんなものなのか』
今日はそのあたりに触れていこうと思います。

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