
キャッシュレスの未来とは?前編
近畿でライフプランデザイナーをしております、石野です。
やっと日本でもキャッシュレスが浸透しつありますね。
海外と比べればまだまだですが・・・
PayPay、LINEPay、楽天Payなど、群雄割拠していてどれにしたらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
キャッシュレスの普及は国策です。
安倍総理自身が先陣を切って体験されています。
そこで疑問が沸き上がります!
なぜ、国を挙げてキャッシュレスを推し進めるのか。
それは以下の3つの理由です。
①現金にコストがかかっているから
②現金は管理しにくいから
③観光大国にしたいから(外国人観光客のため)
①現金にコストがかかっているから
現金って有るだけでめちゃめちゃコストかかるんです。
銀行の気持ちになってみてください。
・在庫する土地代
・会計締めの時に間違いがないか数える人件費
・ATMの電気代、場所代
・ATMへの輸送費
・強盗対策の設備、人件費
まだまだきりがないと思います。
ATMを維持するだけで年間2兆円もかかっているのだとか。
ついに日本でも不稼働口座に手数料がかかるようです!
銀行に現金がなくなれば、社会的にもいいことがあります。
キャッシュレス先進国の北欧では、銀行強盗は死語になりつつあります。
②現金は管理しにくいから
面白いCMがあります。作成元も興味深い。
現金ってアナログなので誰から受け取ったとかの流れが管理しにくいのです。国としても管理したい(しっかり税金を取りたい)。
③観光大国にしたいから(外国人観光客のため)
アメリカから日本に旅行に行くとします。
日本ではドルは使えない(貨幣)ので、日本の通貨である円に両替する必要があり、多くの人は空港で両替しますね。
この時、わざわざ行列に並んで、しかも手数料(3~10%)を払って円に両替しています。
ドルをそのまま日本で使えたら便利ですよね。
キャッシュレス化はここにも貢献します。(ただし、世界共通の価値が保存されているものに限ります)
そんなの、クレジットカードがあるじゃないか?
と言われるかもしれません。
これは半分正解、半分誤りです。
なぜか?以下2点。
①店舗側の手数料の高さ、着金サイクルの遅さ
クレジットカードを導入している店舗は、クレジット会社に手数料を3~10%支払っています。さらに売上がたってから、実際にそれが振り込まれるのは1か月先になります。
今月、お店で10000円分の買い物をクレジットカードで支払ったとき、そのお店は、9500円程度を翌月に受け取ることになります。
資本に余裕があるお店では問題ないのですが、売上を次月の仕入れに充てている小さなお店では、経営が成り立たなくなります。
以下、手数料の高さからクレジットの取扱を停止する企業があるようです。
②銀行口座、信用がないとカード自体作れない
日本人は国の信頼があり、基本的にみんな銀行口座を持っているので当たり前のようにクレジットカードを何枚も作れてしまいます。
なので勘違いしてしまいがちですが、世界を見てみると、銀行口座を持っている人は少ないです。世界の消費マーケットを取り込めない。
仮に口座を持っていてクレジットカードが作れたとしても、その国の信用や以下の理由によって、日本でそのカードを使えない可能性もあります。
このため、国際的にキャッシュレス化を進めて観光立国にしたい日本では、クレジットカードでは限界があることがわかります。
ではその先は?
どんな決済に統一化され、どんな世界になるのでしょうか?
次回をお楽しみに。
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