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戦国武将に学ぶ「利」と「義」

近畿でライフプランデザイナーをしております石野です。

私は、日本史の戦国時代が好きです。
よく関連の本を読むのですが、そこで「利」と「義」というものが出てきます。

戦国時代においては自分の利権は、戦(命の奪い合い)で決めていたので、表面化しやすく、メディアで議論になったりもします。

これらは戦国時代に関わらず、現代でも人間関係を語る上では切っても切り離せません。
簡単に言うとこんなイメージでしょうか。

利:自分のため
義:人のため

この2つを持ち合わせている生き物は人間だけではないでしょうか?

戦国時代で言えば、戦で家臣や家来が、
自分の家や領地の為に戦う→利
自分の仕える家や大名の為に戦う(自分に利がなくとも)→義

利と義の比較をしてみます。

戦国時代においては、利>義が一般的で、利のための裏切り、謀反は日時茶飯事だったと言われています。

利と義といえば、武田信玄上杉謙信の比較がわかりやすいと思います。(諸説あり)

武田信玄:関所、税の強化(武田家の利のため)
上杉謙信:隣国でも困っていたら助ける(直接的に上杉家の利にはならない)

結果どうなったかというと、戦国大名としての武田家は滅亡、上杉家は戦国時代を生き残り、米沢藩主として幕末まで存続。

結果論ですが、義が利に勝りました。

これは現在にも通じるところがあり、

以下、「7つの習慣」において、

義を果たすことは、信用の預け入れをすること

現代において国民の大多数を占める会社員は、
主に給料=利のために集結している集団であり、
利>>義で動いているので、会社の遠い将来よりも身近な金銭面や仕組みが気になります。一方、会社の将来のためであっても直近の自分の利とならない事からは逃れようとします(保身)

これは当たり前の話ですね。

利は生まれたり無くなったりするので、利で集まるものは利が無くなると離れて、義で集まったものの結束は強い。

義で動ける組織、理想ですが、相当自分に余裕がある方ばかりでないと難しそうです。

なので「各自目指すものは違えどもリーダーの目的に到達すると誰もが目指すものを達成する組織」なら現実味があると思います。いわゆるwin-winの関係!

例えば、漫画のワンピース。

麦わらの一味は、ゾロは世界一の大剣豪、サンジはオールブルーと、目指すものが違いますが、麦わらの一味が船長ルフィの目的であるワンピースを手に入れると船員の目的か全て達成されるようです。

なので、麦わらの一味は、他人の評価、役職、仲間からの報酬のために動いておらず、どうしたらワンピースを手に入れるか、という軸で動いています!

ワンピース型の組織が増えると、世の中にもう少し笑いが増えるかも知れませんね。

私もルフィを目指しています!

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