働き方、生き方とは・・・
近畿でライフプランデザイナーをしております石野です。
ようやく日本でも働き方、生き方について「真剣に」議論がされ始めました。そのきっかけが新型ウイルスというのはなんとも情けないですが。
やはり国が豊かになり平和ボケをしてしまうと、よっぽど痛い目を見ないと前には進まないのですね。
結論から言うと、今の従業員という分類は時代のグローバル化によってなくなっていくので、
国民総フリーランスにならないとこの国は生き残っていけないと私は思います。
会社の始まり
私たちが給与をもらっている会社の多くは株式会社です。株式会社の歴史は深く、西暦1600年頃に創業した東インド会社が始まりだと言われています。
なるほど、400年も続いている仕組みなんですね。それだけ優秀な仕組みであるということでしょう。
日本では、1800年代後半だということなので、200年弱の歴史です。
ここから、「経営者と従業員」といった関係性がスタートしました。
では、それ以前ではどうだったのでしょうか?
戦国時代はみんな自営業者
私は歴史が好きなので、戦国時代の大多数の農民で例えてみます。
①農民は土地(畑)を買うか借ります
②種を購入します(仕入れ)
③畑に種をまき、育てます(固定経費)
④収穫の季節になると穀物を収穫します(売上)
⑤売り上げの一部を(税)大名に献上します
⑥大名は、その見返りとして土地を外敵から守ります(インフラ)
これって今の時代でいう自営業者、フリーランスですね。
この農業という事業は天候というコントロール不可のとても大きなリスクを背負っていました。干ばつや豪雨が起こった年は、売上が極端に落ちるので、農民はとても大変だったと思います。一揆(今でいうデモ)が多発していたのも頷けます。
それが後年、会社というものが出来たおかげで、会社が面倒を見てくれるようになりました。売上が低い人は高い人が補填することで、「みんなで助け合っていく」ことが出来、収入も平均化されていきます。
これにより、日銭を稼がないといけないくらいの極端な低所得者は減りました。
しかしながら、従業員は成果を出しても出さなくても、もらえるものはそんなに変わらないので、成果を出す人は独立してフリーランスになり、出さない人は会社に残り続け、低い成果に対しては多い給与をもらい続けました。
会社の歪み
その結果が「今」です!
日本の会社は生産性を失い、高い成果を出さない社員に給与を支払っている。
今回の自粛も相まって沈没寸前です。
会社が生き残るためには?
①このまま従業員を守りながら沈んでいく
②生産性の低い従業員の仕事をAI、ロボット、無理な場合は、より安い、より高度な外国の労働力に代える
どちらの場合も、日本のサラリーマンには厳しい現実です。
さらに少子高齢化で国も余裕がないので、その負担も背負わなくてはいけません。
従業員が生き残れる選択肢は?
①AI、ロボット、外国人労働者に匹敵する高度な力をつける
②独立してフリーランスとして生きていく
グローバル化の進行、IT技術の進歩で①はどんどん厳しくなります。
となると、生き残る道は②しかない。
しかも、スキル、情報ではなく、個人の信用がお金になる時代が来ています。