手帳会議2022②(母艦手帳について考える)
前回書いた通り、私は手帳に憧れ、手帳を使い分けようとするのですがそもそもそんなマメな性格では無いので毎回頓挫するという話でした。
その中でも母艦となる手帳の選定はかなり難しく、毎年毎年別の手帳を買っては書けなくなりというのを繰り返しているのが現状です。いわゆる、手帳ジプシーってやつですね。
今までの変遷と反省点
2016年 ペーパーブランクス
2017年 トラベラーズノート(文庫サイズ)
2018年 カキモリのオーダーノート
2019年 MDノート ダイアリー
2020年 無印 上質紙マンスリーウィークリーノート
2021年 ジブン手帳 mini
それぞれ挫折した理由は、ペーパーブランクスはデザインはすごく好みで、週間ブロックは今のところ最高のフォーマットなのですが、紙質があまり良くなくて万年筆のインクの裏写りが激しいという点でした。
トラベラーズノートとMDノートに関しては小さくて、開きづらく書きにくいという手帳へのアクセス性の問題でそれぞれ移動しました。
トラベラーズノートは革の表紙はかっこいいし高かったし継続したかったのですが使い続けたい!とは思えず本当に悔しかったです。
次にカキモリのオーダーノートとMDノートは共通してダメだった理由がありました。
それは日付が書いてないこと!
これはいつからでも始められるメリットはあるのですが横着人間にはまず手帳の大元を作る作業でだいぶ力尽きてしまったところはありました。
カキモリのオーダーノートは去年あたりに日付が書き込まれたものが出たとか出ないとか聞いたのでウィークリーの運用次第では戻るのは全然ありです。表紙も選べて可愛いし、上下だけ留めるリングノートはすごく書きやすくて好き。紙もバンクペーパーで良いものですしね。
2020年の無印手帳は休職から退職という流れでほとんど手帳を書く内容もなく挫折しました。めちゃくちゃ綺麗にデコレーションしようとおもってレフト式にしたのですが、そもそも書くことなんかないんだからデコレーションしても内容なんかないよ!
でも悲しいかな、日常が充実していなければしていないほど手帳を綺麗にして充実していたという記録を残したい心理が働くのです。(個人の感想です)
2021年のジブン手帳は前回も書いた通りで、生活的に性格的にもバーチカルは向いていませんでした。
とつらつらとジプシーした理由を書きましたが、一応2016年から2018年は授業や就活で手帳が必須だったこともあってちゃんと使い切りましたけどね!
使い切れども何らかの不満はいつもありました。
そこで、過去の傾向から私の理想の手帳とはなんなのか、少し考えてみることにしました。
まあ、上の反対を言えば良いだけですね。
過去の傾向から私の理想の手帳とは何か
そこそこに紙の質が担保されている
ちなみに賛否別れますがトモエリバーはすごく好きです。万年筆のインクは裏抜けすることもあるのですが、あのツルツルの書き心地には替えられない
物理的な手帳へのアクセス性のよさ
小さいサイズ、開きにくい手帳はダメですね。不満を持つ傾向があると思います。
バーチカルでない
これは完全に今年の学びです。
夜型には使いこなせないし、時間単位に動く仕事をしていない私には向いていない。
手がかからない
フリーダイアリーは日付を書き込むのがしんどい、レフト+ノートみたいなのはダメですね。どうしても空白が多くなり空白に重圧を感じる。
つまり面倒見がいい、しっかり作り込まれたフォーマットがいいということですね。
これは反転して書きながら少し自分でも意外でした。自由に書かせろ!!フォーマット?しゃらくせぇ!!!くらいに思ってたので……。
でも続かない人間はフォーマットに頼った方がいいのか、と気付きを得ました。
今年の行動から考える来年の私の理想の手帳
今年は映画と展覧会に行きまくった1年でした。
そうなると展覧会などは特に何日から何日までというスケジュールがあるわけなのですが、この期間も結構長いので「行きたい!」と思いつつその間に忘れてしまうんですよね。
なのでそれをちゃんと管理、記録出来るツールがあると捗りそう……そうなると案外ガントチャートはアリかも?と思いました。
あとジブン手帳を使っててすごくいいな〜と思ったのはフリーリストでした。
これはちょこっとしたメモとかに使えるのですごく重宝していました。その他にも年間通して見た映画を記録したり。
ただフリーリストは年間通してのおまけページみたいなところがあるので、あんまり贅沢には使えないし、半年前とかのメモが普通に残ってて買い物リストなんかだと「いや、この時は欲しかったかもしれないけど今は要らんな……」みたいなものが残ってたりするのです。
なのでこれが週間ページのフォーマットとして用意されてたらいいのではと思いました。
私の考えた理想の手帳(まとめ)
・それなりの紙質
・物理的なアクセスがいい(B6が理想)
・手がかからない(フリーダイアリーでない、フォーマットがしっかりして る、todoリストであれば尚可)
・バーチカルでない(ガントチャートであれば尚可)
そう、かなりの混迷を極めることになることが火を見るよりも明らかです。ガントチャートなんて言ったら一気に選択肢が減るんですよね。
そこからデザイン云々考えたらもう何も残りません。これはもう自分でカスタマイズするかシステム手帳いじったほうが早いかもしれない、と目の前が真っ暗になりました。(たかが来年の手帳程度で)
でもそんなマメなことが出来たら手帳ジプシーやってないのです。ここは何としてもより理想に近い手帳を探す他ないわけです。
候補となった手帳
探す時は一番選択肢が少なくなる所から見ていった方がいいのでガントチャートで調べるのですが、分かってはいたけど本当にガントチャートの手帳少ない!
その中で色々と見て最終候補に上がったのはこの4つの手帳でした。
(今回は中身の具体的な説明が面倒なのでURLを貼り付けますが、フォーマットが一番わかり易いのが公式オンラインストアなのでそちらからそれぞれ引っ張ってきています)
1.能率手帳 NOLTY アクセスA5ガントチャート
https://jmam.shop/shopdetail/000000004165/
この時期になると書店に大量に並ぶノルティです。こういうのをちゃんと使える人になりたい。
月間カレンダーとガントチャートにノートという構成でとてもシンプル。フォーマットもすごくわかりやすい!
どうせ使いこなせないんだし、これくらいシンプルなものをちゃんと使った方がいいのかな〜とか思ったり。
ただA5は持ち運びができないというところがちょっと私にはネック。大きくなると書きやすいんですけどね。
2.クツワ 虹色手帳 やること A5
https://kcdiary.shopselect.net/items/49689381
まず表紙が可愛い!
2種類しかないから選択肢としては少ないんだけど、その2種類がどっちも可愛いので問題なし。
中身も名前の通りに虹色になってるし、ウィークリーが todo になっててこれがいいですね。
しかも見開き2週間分っていうのがいいですね!
デメリットとしてはやっぱりA5は持ち歩きに向かないという点で使いにくいというのと、ガントチャートはないという所でしょうか。
NOLTYと虹色手帳がくっついて、B6にしてくれたらもう最高なんですよね〜。
3. G.B.Plannerダイアリー ダブルマンスリー A5
https://www.apj-online.com/shopdetail/000000030255/
ガントチャート手帳の火付け役と言われている G.B.Plannerダイアリーですね。これをパラパラと見ている間にガントチャートありかなと思いました。
やっぱりA5なんですけどね……。でもすごく薄いのでそこがいいですね。
まあ多分ですけどどうしても大きくないと書きづらいんですよね、ガントチャート。
この手帳がいいのは何よりチェックリストというか、TODOリストとガントチャートが両立されているところでしょう!
どうしてもどちらかになってしまうのですが、どちらの要件も満たしているのです。無理を承知で言えばTODOがウィークリーだったらよかったんですけどこれは完全に私の個人的なわがままなので無視して大丈夫です。ウィークリーになったらこの薄さは絶対に無理ですからね。
あとパタパタと折りたたむこの形に慣れていないので決め手には欠けるというところでしょうか。使い始めたらすごく使いやすい気はするんですけどね。
4. Y-Style 私らしさ手帳 B6
https://kazokushuno.theshop.jp/items/52128973
元は、面倒見のいいフォーマット系の手帳を見ていたときに偶然見つけました。(週末野心手帳とかちょっと意識高そうなコーナーです)
製品名がキラキラなのでちょっといつもなら敬遠してしまいそうでしたが、そういうものにチャレンジしてみようと思って見ていたので、中身を見るに至りました。
そしたらこれがすごく使いやすそう。
マンスリーは見開きで、ウィークリーがTODOリスト!(しかも見開きで2週間分)
がっつりガントチャートとして運用することはさほど想定されていないでしょうから、4枠のみではありますがガントチャートもあります。ガントチャートがメインでないせいか、ガントチャート手帳A5ばっかり問題も解決し、一番個人的に使いやすいB6サイズです。
おまけページは意識が高そうな手帳であるがゆえに充実していて、普段ならしゃらくせ〜と思ってしまうものの日常のつまらなさを手帳でカバーしようとしている近年の私には都合がいいのです。
そして、こういうタイプの手帳にありがちなのがページレイアウトがいかにも女の子女の子していて使いづらいというやつなのですが、女の子女の子しているかと思いきやちょっとあしらいとかがおしゃれな感じではあるけど案外シンプル。そこも好感が持てます。
欲を言えばガントチャートがガントチャートしていればフォーマット完璧なんですけど、そこまで求めたらもう変態になってしまうので……。
明確なデメリットはまず製品名ですかね……。
やっぱりこう、「私らしさ手帳」といわれると意識高い系〜という感じの先入観が拭いきれず私は少し手が出しにくいし、ちょっと恥ずかしい。もう個人的なイチャモンに近いのですが……。
あとはカバーデザインですね。私らしさ手帳はカバーが3種類あるのですが、どれもいまいち刺さらない。ピンク〜とか紫〜というかわいいカラーなのですが、個人的にそういう色が好みじゃないので「フォーマットはいいんだけど……」となりました。あとどことなく安っぽさがあるような気がしないでもない。
本革版もあるのですが、1年目の手帳ジプシーがこれを買うのはリスキーというところと、リフィルだけの販売はないとの情報だったので、それなら本革買うメリットなくない?となりました。上質なカバーを売るならリフィルだけの販売したほうがいいんじゃないかと個人的には思います。
終わりに
ちゃんと筋立てて考えることでだいぶ頭の中が整理された気がします。これだけやって挫折したらもう笑ってください(笑い事ではない)
実は他にダブルスケジュールも検討したのですが、開き方がちょっと面倒だなと思ってギリギリで候補になりませんでした。
ギリギリで候補にならなかったダブルスケジュールはこちらです。
https://www.midori-store.net/SHOP/22125006.html
あとは紙質については全部検討できていないのでそこが怖いかなあ。最近は万年筆で書くのはほぼ日だけだからいいかなとも思わないでもないんだけど。
おかげで4つまで候補を絞ることができたので、次回はいよいよ手帳を選定してどのような運用にしていくかを考えていきたいなと思っています。