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シンガポールで小児眼科に通う

我が家は子ども3人とも弱視。
次女も検査ができる年頃になった事だし、日系の眼科に通おうと考えていましたが、眼科医師はいるが、処方箋を出せる人材が長期的に不在(採用これから)みたいな状況だったので予約をさせてもらえなかったのでローカル(?)眼科クリニックに通っています。
探してもシンガポールの小児眼科の情報が出てこなかったので、日本との違い、費用感などを記載しようと思います。

<長男>
10歳のため弱視治療は終了。3歳児検診で弱視判明し5歳まで日本の眼科、その後香港の眼科で定期的に検査。現在は普通のメガネやさん(日本にもシンガポールにもたくさんあるOWNDAYS)で視力検査&眼鏡作成。
学校で検査をしてくれるわけではないので、日本への一時帰国やメガネを壊した時に視力検査をして定期的に観察していく予定。
次はコンタクトレンズかな。

<長女>
4歳時点で香港の幼稚園で実施したVision Screening(スポットビジョンスクリーナー)で弱視判明。1日4時間アイパッチの治療を半年ほど実施。
香港で6歳まで定期的に眼科(サナトリウム病院)に通い、シンガポールでもかかりつけを探すために次女と同じクリニックに通院中。

<次女>
0歳、香港でVision Screening(スポットビジョンスクリーナー)を実施するも問題なし。4歳シンガポールでVision Screening(スポットビジョンスクリーナー)を日系クリニックで再度実施し弱視判明。
日系病院で紹介されたローカル眼科(同じビル)で通院中。

◆シンガポールでVision Screeningをした日系クリニックはこちら
ジャパングリーンクリニックJapan Green Clinic
290 Orchard Road #10-01 Paragon, Singapore 238859

Spot Visionの価格は$60(税別)でした。
保険会社に事前に確認して保険対応すると言われていたのですが、病院側に保険適応外だと強く主張され、キャッシュレス対応はしてもらえませんでした。
その他に初診料・紹介状作成料等追加で$230でした。
兄姉より視界の問題はなさそうに見えた(期待もあり)ので、眼科で詳細検査する前にSpot Visionで症状を把握したく、Spot Visionをする目的で行ったので
Spot Visionをするのみで$300費用が発生すると考えて良いです。
日本だと病院によるけれど大体500円でできるのに3万円超えかぁ・・・という感じなので、タイミングが合えば一時帰国中にぜひ。
香港では、幼稚園で実施してくれたり(無料)、予防接種で小児科訪れた際についでにやってくれました。
◆日系クリニックに治療のために紹介され、通っている眼科はこちら
Eye Specialist Clinic Pte Ltd
290 Orchard Road
#06-01 To 05 (Same level as Toys “R” Us)
Paragon Shopping Centre Singapore 238859

CONSULTATION:$200
検査(機械毎に料金発生):$30〜$60
5つぐらい検査
トータル:$465

長女の1回目 $410(検査の機械4つ)
次女2回目 $330(検査の機械2つと次回用の目薬)

だったので、だいたい$350から$500ぐらいだと考えておけばOKだと思います。
5万円かぁ・・・日本と比較するとやはり高い。
年齢が小さいと半年毎には通うのが良いので、仕方ない。

検査の様子
この測定機械毎に料金が発生している模様


日系クリニックからの紹介であっても、日本語通訳はいません。
医師の診察の前に検査をしてくれる方は、ノートによく使う眼科用語を日本語・英語を書いていて、それを利用しながら対応してくれました。
2回目以降はノートを利用せず、英語でどんどん進めていく方だったので、担当者によるという感じ。

翻訳ノート
前をまっすぐ見てください、とか書いている



検査内容は日本と同じ

医師はgoogle翻訳を利用して、雰囲気で会話をしている感じ。
目の状態がそこまで深刻でなかった事と、長男・長女と経験によって知識があったので話の意味が理解できてなんとかなっているけれど、初めて眼鏡を作るとか心配性で質問攻めにしたい人はこのクリニック、向いていないかもしれない。

医師との会話はこれ


結果、次女も過去に長男・長女がやっていたのと同様にアイパッチをしましょうよいうことで。
長女の時は少なくとも4時間と言われていたのですが、次女は1時間でOKだって。ここは自己判断でなるべく長い時間するようにしています。
香港で購入していたアイパッチを利用しているのですが、このクリニックでは、ガーゼと絆創膏みたいなもので覆うようでした
→既にあるから要らんって言ったので買ってないけれど、購入可能みたいでした

お下がりのアイパッチ
眼鏡も汚れないしお勧め


ローカル保育園に通う次女はHealth Promotion Boardによって、学校で視力測定した結果をもらってきましたが、クリニックや Spot Visonの結果と同じ内容が指摘されていました。
身長と体重とBMIも一緒に測定して結果の記載がありました。
どのような検査をしたのかは本人が的を得ない話ぶりなので不明です・

保育園で検査した結果の紙



香港では友達から口コミで評判の良い眼科医を紹介してもらえたので安心して通えたのですが、シンガポールは相談できる友人がおらず不安が多いですが、長男長女の経験から大きく対応は外れていないので大丈夫と思う(思いこむ)ことにしました。
日本で通った小児眼科では、東京都・愛知県で通った内容と比較すると、
愛知県の眼科は当時3歳の次女の弱視を見抜けなかった、瞳孔を開く目薬をして視力測定するのが通常のため、眼鏡の度数を強めにしがち(香港・シンガポールで驚かれる)、アイパッチ治療は提案されなかった、など治療方法や方針に違いが出てきました。
どちらが信頼できるかは、相性があると思います。
ただ、金額は圧倒的に日本が安い上に視力回復も積極的にやっている眼科もあるとのことで、羨ましい限りです。コロナ禍で21日ホテル隔離など厳しい規制があったため簡単に帰国して検査治療ができなかったので、海外方式でやっていくことを選択しましたが、今後も一応日本に帰国するたびに眼科でセカンドオピニオン的に通院するつもりです。

日本でも香港でもシンガポールでも、共通しているのは眼科の待ち時間が長いこと。
毎度少なくとも2時間、通常で3時間かかります。
手術が入っているのかどうなのか、理由は不明ですが医師が遅れて登場するというパターン多め。
こればかりは仕方ない。
視力、よくなりますように!



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