糖質0野郎
偽善ゴミ拾いをしている。
この1年、糖質0野郎と闘っている。
春夏秋冬、西東京市内の我が家のそばには、糖質0の空き缶が必ずある。
夏にはそのサイズは500mmサイズになる。
冬の寒さ厳しいときも必ず、アサヒスタイルフリー糖質0がある。
季節に関係ない、常緑針葉樹のようだ。
たしかに、毎日飲む人にとっては、糖質0という言葉は魅力的だ。
糖質0の先駆けとして、16年の歴史を持つ商品なだけある。
コロナ禍ではやった生ビール缶といい、アサヒの開発力はすごい。
ビール類の販売シェアでは2022年にキリンを再度逆転してトップに返り咲き、23年も維持しているのもうなづける。
ただ、よくよく考えると、健康を気にするならば、そもそも飲まなければいいのではないか?と思う。
ここの議論は、EVで環境を気にしているふりをするなら、そもそも乗らない生活を選んだほうがいいのでは?という点と共通する部分がある。
健康によさそう、環境によさそう。
消費とは雰囲気だ。
体と地球のために、雰囲気に流されず、本質を見極められる消費者になりたい。
さて、先日の夜、ついに糖質0野郎の姿を現認できた。
ややダボっとした作業着とリュック、後ろに束ねた長髪ぽい姿の中年男性だった。
ラジオ番組を毎回聞いている芸人にすれ違ったら、◯◯◯のリスナーです、というくらいのノリで、いつも缶拾ってます!といいそうになった。
殴られて死ぬ姿しか想像できなかったので、もちろん声はかけず、後日路上に捨てられた糖質0の缶を拾い続けている。
ただ、明らかに帰途でない場所にも多くの糖質0の空き缶が定期的に捨てられている。
糖質0野郎は一人ではなかった。
参考
アサヒビール スタイルフリー 糖質0
https://www.asahibeer.co.jp/stylefree/)
共同通信
ビール類、23年販売アサヒ首位 「第三のビール」増税でキリン減https://news.yahoo.co.jp/articles/858b380e6a9e0a72f1b90392731b9acd28bcb5ce