原油価格の下落でリヤドメトロ・プロジェクトはどうなるか？

原油価格は急落していますが、サウジアラビア政府の発表によると、サウジアラビアの首都リヤドに開発中の地下鉄、「リヤドメトロ・プロジェクト」は当初のスケジュール通りに進行し続けると発表されました。また、原油価格の下落はリヤドメトロの実施に悪影響を及ぼさないと発表されています。

リヤドメトロの6つの路線ネットワークは、最終的に176キロの総距離をカバーし、サウジアラビア人の新たな足として機能します。すべての地下鉄駅に駅直結の駐車場を設ける、乗車チケットの価格は廉価な価格に設定するなど、アラブ首長国連邦のドバイ・メトロの改善点がいくつか盛り込まれています。

（リヤドメトロの車両／出所 http://www.railwaygazette.com/）

リヤドメトロの最初の編成は、2月23日にウィーンでシーメンスの一触即発工場で発表されました。これは2013年にリヤドメトロ開発局が契約した一部で3ライン分の編成となっています。リヤドメトロの車両編成は、ドイツのシーメンス社によって製造されました。現在シーメンス社のウィーンで走行テストされており、その後ドイツのシーメンステストセンターで耐久テストが行われる予定です。

シーメンスのCEOによると、「シーメンスのリヤドメトロ・プロジェクトチームが、サウジアラビアの首都リヤドの極端な気候条件のために、列車の開発にはすべての心と魂を注いだ。世界最高峰の地下鉄だ。」と述べています。

シーメンス製造のリヤドメトロ車両は、エアコン付きアルミボディの列車で、無人運転、無人連結、時速90キロの最高速度で走ります。すべてがコンピューター制御され、砂嵐が多いリヤドでは、車輪やエンジン部分に細かい砂の侵入を低減するための構造になっています。

（ザハハディット氏設計によるKAFD駅）

また、サウジアラビアの首都リヤドメトロの新駅が続々と発表されています。