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「孤独は自己成長のための大切な時間」

「お一人様」という単語が日常的になって来ているのでしょうか。

「一人焼肉」「一人カラオケ」「一人旅」

最近、広告で見かけるようになったと思います。

こういった広告を打てるのも日本だけなようで、

アメリカでは

「家族で一緒に」とか、
「友達と一緒に」とか、
「大切な人と一緒に」とか、

「誰かと一緒」というのが普通。

それはそうで、人が多く来客してもらうほうが商売として効率的だからです。

文化的にもアメリカでは一人でレストランに行くのは、

「寂しい人間」と思われます。

それが嫌なので、誰かと一緒に食事するのが基本。
(私はそれでも「お一人様」を貫いていましたが。)

しかし、コロナ禍以降はどうなっているかはわかりませんが、
もしかしたらアメリカでも「お一人様」ビジネスが普通になっているかもしれませんね。

日本はその点では「お一人様」文化が進んでいると思います。

「自分と向き合う時間」の大切さ


クリエイティブな仕事をする人たちは、孤独を求めることが多いと思います。

なぜなら、自分の頭の中で何かを考え、創造するためには集中力が必要だからです。

例えば、小説家は物語を紡ぐために、画家はキャンバスに自分の思いを表現するために、音楽家は楽曲を作り出すために、静かな場所で長時間没頭する必要があります。

そういう作業は誰かと一緒にいたり、SNSなどでコミュニケーションをとっていると、集中力を乱されることがあります。

もし、集中している最中に誰かに話しかけられたら、それだけで数十分の集中モードが崩れてしまいます。

そして、また同じ集中状態に戻るには意外にも結構な時間がかかってしまいます。

脳の仕組み上、元の集中モードに戻るのに30分以上かかってしまうこともあります。

このようなことから、クリエイティブな仕事をする人たちは、邪魔をされないように、静かで落ち着いた場所で長時間の集中力を必要とする仕事に取り組むことが多いです。

ChatGPTを代表とするAI技術(Deep Learning)によって、事務的な仕事は少なくなり、よりクリエイティブな仕事が必要とされる時代となってくるでしょう。

それによって、多くの人が孤独な時間が、今以上に増えるかもしれません。

しかし、孤独になりすぎることも問題です。人は社交的な生き物であり、人とのコミュニケーションがなければ、精神的に不安定になることがあります。

この数年は、新型コロナウイルスの影響で、多くの人々が自宅にいることが多くなり、孤独感を感じる人も増えたと思われます。

男性に比べて、女性は孤独になることが苦手な傾向があり、孤独になりすぎると、精神的な健康を害する可能性があるようです。コロナ禍では、女性の自殺率が上がってしまったという報道を耳にしたことがあります。

男性よりも社交的な生き方を好む女性が多いため、孤独を感じたときに不安やうつ病になることがあるといいます。

しかし、一方で、自分と向き合う時間も必要だと考えます。

例えば、趣味に時間を費やすことは、自分と向き合う時間となります。

私はよく、自分とのデートの時間を作ることをススメてもいます。

今の時代、スマートフォンやSNSを使って常に誰かと繋がることができますが、その反面、人と人との間に不必要な緊張やストレスが生じることもあります。

SNSで他人の生活を妬んだり、過剰な情報に囲まれ、プレッシャーやストレスを感じる人が増えていることも事実です。

それゆえ、全くの一人の時間を確保して、自分自身と向き合うことは非常に重要だと思います。

私たちは、自分一人で生きていくことはできません。しかし、孤独であることも、自分を成長させるためには必要なことであるとも言えます。

現代社会は、過剰な情報やコミュニケーションによって、ストレスを感じる人が増えています。

常に誰かと繋がっていることが当たり前になった今日では、自分一人でいる時間が非常に貴重なものになっています。

自分自身を成長させるためにも、一人でいる時間を大切にすることが必要であると私は考えています。

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