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素敵な川崎を“みんな”でつくりあげよう![SIWR#20]

〜まちのミライについて考えるシンポジウム〜

「インターン・ワークショップ・レポート」は、大学生によるワークショップ現場の率直レポートです。2018年から冊子として発行してきたものをnoteでは新旧織り交ぜて紹介していきます。
note版#20は、小田くんによる『全市シンポジウム「希望のシナリオ」〜これからの地域づくりを考える〜(2018年12月9日)』のレポートをお届けします。

100名以上が集まり、本気で話し合う!

川崎市のコミュニティ施策の基本的な考え方を知り、これからの川崎のコミュニティについて考えるシンポジウム「希望のシナリオ」に参加しました。

会場には、川崎市内に在住、在学、在勤、または市内で地域活動をしている高校生以上で、コミュニティに興味がある参加者が90名以上、行政の方を含め、100名以上の方が会場に集結しました。

プログラムは、スピーチや施策についての説明を聞いた後に、地区ごとのテーブルで意見を交換し、その後、全体で意見交換をする流れ。私が参加した高津地区のテーブルでは、「本気で川崎市を良くしていきたい」と動きはじめる市民の数を増やすために、どうやって熱意を伝染させていくか、行政の取り組みをどのように市民の活動に役立てていくかなど、施策だけでなく参加者自身の活動と絡めながら、現実的で熱意の感じられる意見交換が行われました。

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行政と市民でつくるコミュニティ施策

全体での意見交換では、「今後どうなっていくのか不安」「今までの仕組みはなくなってしまうのか」といった、変化に対する不安の声もありましたが、「理念にはとても共感できる。これからが楽しみ」といった、これからの活動に期待する意見も多く見られました。

また、「理念には共感できるが、どう実現していくのか」という具体案についての疑問も投げかけられました。「これから先のワークショップで市民の方々と話し合いながら、実現の方向性を決めていきたい」という回答に対し、「丸投げにならないか心配」という声があがる一方で、「これからのワークショップに備え、しっかりと考えて参加するようにしたい」といった前向きな意見もあがりました。

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双方のあり方を受け入れながらの変化を

今回のシンポジウムでは、これからの市民と行政のあり方を考える場が多く持たれたように思います。福田市長のスピーチでは、「行政も変わっていくので、市民の方々もそれを理解してほしい」という内容がありました。たしかに、どちらかが変わるだけでは、もう片方がその変化を阻害してしまいます。双方のあり方を受け入れることができるように変化していくことこそが、これから求められている姿勢ではないかと感じました。

そういった視点で見ると、今回のシンポジウムでは、忌憚なく意見を交換したことで、行政と参加者の距離が縮まったように感じられました。
第2部として行われた交流会では、運営側であってもお金を払った職員は参加者と同じようにお酒を飲み、行政という属性を持った一人の市民として、参加者と会話を楽しんでいるようでした。そんな光景からも、今後こういったシンポジウムを重ねたら、川崎のミライが素敵に変わっていくのではないかと、私も楽しみになりました。

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○インターンレポーター:東京都市大学都市生活学部都市生活学科4年 小田 史郎(開催当時)
○ワークショップ名:全市シンポジウム「希望のシナリオ」〜これからの地域づくりを考える〜(川崎市)
○開催日時:2018年12月9日
○実施場所:エポックなかはら 大会議室(7階)
○参加者:市内在住、在学、在勤、市内で地域活動をしている高校生以上の方
○テキスト校正・添削:鈴木徳子(Writer/Editor)
インターン・ワークショップ・レポート
「インターン・ワークショップ・レポート」は、石デ(石塚計画デザイン事務所)のまちづくりワークショップの現場を体験した大学生の率直レポートです。
現場の様子が丁寧に綴られているだけでなく、ほっこりする感想や、意外な視点もあり、プロのファシリテーターも当日を振り返って刺激を受ける内容が詰まっています。
2018年から冊子として発行しているものをnoteでも新旧織り交ぜて掲載していきます。

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