*育休中チャレンジ* VizつくりまShow!に出場してみた
現在、第二子の育休を取得しています。
おそらく人生最後の育休となるので、何かチャレンジしたいと思って参加したのが「Viz つくりまShow」というイベントでした。
この記事ではイベント参加までの流れや、参加するにあたっての心得・反省など私の心境を綴ってみたいと思います。また来年にも開催されるそうなので、参加するか迷っている方の参考になれば幸いです!
Tableauの技術的な話は書かないので、Tips等を期待された方はそっ閉じしてくださいw
Viz つくりまShowとは?
JTUG(Japan Tableau User Group)が夏と冬に開催する総会のうち、冬総会のコンテンツとして2020年から始まったイベント。
ルールは簡単。
お題として出されたViz(ビジュアリゼーション・チャート等で可視化されたもの)を先に再現できた人が勝ち、というシンプルなものです。
基本的にはTableauのベーシックな機能だけで作成できるお題。なので実務にもかなり活かせると思います。
Tableauで複雑な数式を用いてアートのような作品を作るものではないのでご安心ください。
Vizを早く作れると何が良い?
Vizを早く作れることによるメリットは様々あると思いますが、個人的には思考を止めないという点が最大のメリットではないかと感じます。
「こんな風に可視化できない?」と、社内で頼まれた経験はないでしょうか?(私はよくあります)
その時に可視化の要素を的確に判断してさささっとその場で可視化できると、すぐに次の分析や行動に移れるんですよね。
もしここでTableauの操作に詰まってしまった場合。
可視化することが目的となり、苦労してやっと可視化ができた頃には一体何の分析をしていたんだっけ?と、思考が止まってしまうなんていう最悪のパターンも‥。
Tableauに限らず、業務で使うツールは呼吸をするように当たり前に操作できることを目指したいものです(精進します‥)
何で出場しようと思った?
理由は2つ。
冒頭にも記載しましたが、1つは育休中に何かやったぞというチャレンジを残したかったこと。
もう1つは自分のTableau腕試しをしてみたかったから。
2018年6月に初めてTableauを触って約3年半。
業務ではもちろん、MoMやWoW、様々なユーザー会を通してVizを作ったり機能を学んできました。
今の自分はどんなレベルなのか確認したいという気持ちがありました。
もちろん、
決勝進めなかったらヘコむ…
万が一決勝進めたとしても太刀打ちできなかったら…
決勝行けてもYoutubeに出るの恥ずかし…
出るために家事育児調整しなきゃ…
といった不安や葛藤があったのも事実。
ですが、自分にとってプラス要素の方が多いはずだ!
とポジティブ判断をくだし、勇気を出してやってみようと決意しました。
2021/11/20 予選会
VizつくりまShowは予選会があり、そこで勝ち抜いた4人が決勝に進みます。
Zoomを使ったオンライン予選会で、今回は25名前後が参加していました。
その中には決勝を目指すのではなく、純粋に腕試しをしたい方、観戦をしたい方もいらっしゃったようです。
なので、気になる方は予選会にだけ気軽に参加してみるのも良いと思います。
予選会は21時からだったので子供たちを寝かしつけ、いざ参戦。やるからには決勝出たいなと心の中で思っていたものの、予選の時点で緊張して手はガクガクでしたw
回答には10分の制限時間が設けられています。
再現ができたと思った時点で「タブった」とチャットに書き込み、審査員の確認を経てOKが出れば予選通過となります。
予選問題は以下リンクにアップされていますので、
ぜひチャレンジしてみてください!
やり方わからんという方はお気軽にTwitterDMください。
予選1 予選2 予選3 予選4 予選スペシャル
予選1はセットアクションの設定で躓いているうちに、さかぴーさんがあっという間に完成させて「マジかよ」と口に出ていました。
誰がどんな操作をしてどんな進捗になっているかは全く見えないので、それがまたハラハラドキドキするんですよねぇ。
ちなみに「タブった」の後、審査中にも作業は継続できます。早くできたとしても、要件を満たしていなければやり直しになるため、チャンスが回ってくるからです。諦めずに作り続けていましたが、さかぴーさんがミスをするわけもなく、決勝に進まれました。
私が予選突破したのは予選2の問題。
これがまた普段あまり使わない移動平均を使った問題で、見た目はできても数値が合わない‥
おそらく他の方々も同じような状況に陥っていたようで、制限時間も迫っていました。見かねて出題者の荒川さんからヒントをいただき、何とか正解に持っていくことができました。
この時点では正直、私は何を作ったのかよくわかっていませんでした←
こんなレベルで決勝に進んでしまって良いのか本気で不安になっていました。
が、まぁ後でゆっくり理解すれば良いかと開き直る。
予選3はボーさん、予選4は石川さんが決勝出場を決めました。
予選通過後も一緒に挑戦していましたが、
予選3はギリギリ解けて、予選4はお手上げ状態。
この猛者たちと一緒に私は本当に決勝行って良いんだろうか(またも不安に)
予選後には予選スペシャルも用意されていました。
最初こそ緊張したものの、その後はとにかく純粋に楽しかったです。
同時に、自分は今Tableauで使いこなせていない機能は何か、どのチャートの作成方法を知らないのかが明らかになり、とても勉強になりました。
決勝に向けてやったこと
苦手要素の克服
予選でできなかった部分を潰しました。
具体的には、アクション設定が遅いので設定内容の意味を再度確認しました。また、スモールマルチプルの作り方を知らなかったのでこれも確認。昨年のイベント確認
2020年の第1回イベントの様子はYoutubeに残っていますし、問題もJTUGのTableau publicに掲載されていましたので練習。昨年は参加できずだったので、最終問題を初めて見た時はドン引きしました。新機能の確認
決勝前のJTUG Radio Night というトークイベントの中で、決勝戦はTableauの最新機能をチェックというヒントが出されていました。
直近、TableauDesktopでリリースされた機能には
Mapに関する機能が多くあったことからWoWを使って新機能を確認。
普段、業務でMapを使うことは皆無なのでWoWに助けられました。。
※WoWの詳しい紹介はまた別途記事作成したいと思います
2021/12/10 決勝
決勝戦は19時からYoutubeで生配信されます。
そのため18:30までには登壇者用のZoomに入っておく必要があるということで、16時に保育園お迎えに行き、18時までに家事・お風呂・夕食準備・次男の離乳食を済ませ、あとは在宅勤務を終えた夫に託してPC前に着席しました。
平日にもかかわらず変則スケジュールに協力してくれた家族に本当に感謝です。。
本番が始まるまでは配信を担当してくださった天神放送局さんと操作の最終確認をしたり、司会・参加者でわいわい雑談をしていました。
が、時間が迫るにつれて口数が少なくなる・・w
本番は準決勝2本と決勝1本。
誰が対戦相手かはその場で知らされるので本当にドキドキでした。
私は1回戦でボーさんと対決することに。
実際の様子はYoutubeにアーカイブが残っているのでここで詳細は書きませんw
またしても超ギリギリで決勝に進めることとなりました。
ちなみに2回目のさかぴーさん石川さん対決の問題は全然できませんでしたw
こちらの回だったら決勝進めなかったな。。
そして勝ち抜いたさかぴーさんと決勝戦をすることに。
お・・恐れ多すぎる・・・
と思っていたのも束の間、決勝の問題を見て思考停止しましたw
後々考えてみればシンプルなチャートを重ねて表示していけば良いだけなのですが、あの場に立つと本当に頭が真っ白になってしまうのです。。
そんな中でもさかぴーさんは着実にお題に近づけていき、Tableauが落ちるハプニングもなんのその、見事に完成させたのです。
本当にすごいの一言でした。
反省点
その場ではほぼパニック状態になっていましたが、
アーカイブで自分の作成工程を見て感じた主な反省点です。
罫線の書式設定まとめて行え
シート毎に書式設定開いて罫線を消している‥
超タイムロスなのでワークブックの書式設定で罫線類をまとめて設定してしまえばよかったダッシュボードへの配置をよく考えろ
とりあえず組み立てなきゃという焦りから、余白を持たずに配置させていったことにより、後々全体をズラさねばならない事態に。
ここでも1つずつオブジェクトを動かして調整していたので、最初から余白を持たせたり、計画的に配置をしていけばよかったPC操作をもっとスムーズにできる環境設定に
実際に操作をしていても、アーカイブを見ていても何か私の操作がカクカクしている感じがしました。PCの状態がよくなかったのか、ネットワーク環境が良くなかったのか、直前にアップデートしたのが良くなかったか…←
直前のセルフリハをもっと確かめればよかった
あと、これは反省点ではなく次回参加を考えている方に向けてですが、モニターはあった方が絶対に良いです。1画面でお題と作業画面を切り替えながらやるのはかなり難しいので、作業用とお題表示用で少なくとも2画面は用意しておいた方が良いです。
チャレンジは続く
今回は運も味方して2位という結果を残すことができました。
しかし1位のさかぴーさんとの差は天地ほどあり、まだまだ実力不足。それに他の問題に当たっていたら結果はまた違っていたでしょう。
VizつくりまShowを通して、
自分の得意・不得意やレベル感がわかった
初めてのYoutubeハンズオンで多少度胸がついた
無駄な動作が多いのでブラッシュアップできる余地がたくさんあった
と、学びが多かったです。
絶妙なレベル感の問題を作成くださった運営の皆様は本当に素晴らしいですね。
パッと見簡単そうだけど、一筋縄ではいかない良問揃いでした。
また来年の冬にも開催されるそうなので、次回も日程が合えばチャレンジしたいと思います。
その時に向けてWoWやMoM、基本機能の再確認はもちろん、新機能のキャッチアップなどやるべきことはたくさんありますが、とにかく楽しみながらコツコツ継続していきたいと思います。