読んでもオモロイ演芸台本❸海原やすよともこ『見かけで勝負だ!』
【前説】
当時すでにお二人は『大阪vs東京』ネタで売り出しておられ、「他の切り口」でのネタをということでこのようなネタを書きました。確か『プチ整形』が流行りだした頃だったでしょうか。この頃、小浜師匠がご存命で、中山美穂が美人の代名詞だったこともわかります。全体的に固有名詞に時代を感じる1本。「ハエ取り紙」は、やすよさん年齢的に知らんかったかも。わら。
タイトル『見かけで勝負だ!』
演:海原やすよともこ
●収録地:大阪府岸和田市
●制作日:2002.11.8
ともこ「長いこと大阪に住んでるんですけど、岸和田に寄せてもらうの初めてなんですよ」
やすよ「意外とそういうもんなんですね」
ともこ「いろいろ期待して来たんですけど、ちょっとがっがりしました」
やすよ「え、なんで?」
ともこ「誰もだんじり担いでへん」
やすよ「当たり前や。毎日祭りやってへんわ」
ともこ「ほんで、岸和田の男性いうたら『ケンカっ早い』いうイメージがあったんやけど、誰もケンカしてへん」
やすよ「どんな町や。お客さん、気ぃ悪いわ」
ともこ「でも岸和田は、女性がみなさんきれいですよね〜?」
やすよ「急にフォローせんでええねん」
ともこ「これもちょっと意外でしたわ」
やすよ「あんた、しまいに怒られるで」
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