中国映画「FPU 〜若き勇者たち〜」(维和防暴队)
主演：ホアン・ジンユー(黄景瑜)、ワン・イーボー(王一博)、エレイン・チョン(钟楚曦)、オウ・ハオ(欧豪)
2024年 101分
いしゃーしゃ的オススメ度：★★★★☆
（写真＝本作公式サイトより）
推しを大画面で❣️
普段はドラマがメインなので、あまり映画情報とかも把握していなかったのだが、大陸ドラマ好き仲間のnoterさん・らんさん💚の記事で、久々に推しのホアン君の主演作が今年公開されることを知った！
1月に入り、ちょっと行けるかわからなかったのだが、なんとか行ける日があったので、行ってきた！
実在する国連組織警察隊の活躍にフォーカス
反政府武装集団と政府軍の武力紛争が続くアフリカの某国へ、国連の要請を受けた中国の国連平和維持警察隊「FPU」が派遣された。チームワークを重んじる分隊長ユー（ホアン・ジンユー）や人一倍正義感が強い狙撃手ヤン（ワン・イーボー）ら精鋭メンバーたちは、一触即発の雰囲気が漂う最も危険なエリアに向かう。大量虐殺、テロ攻撃、暗殺、大暴動、人質事件。幾度となく命の危機に直面する彼らだったが、人々に平和な日常を取り戻すため、命がけの任務に邁進する。しかし、ユーとヤンの間にはとある因縁があり、その対立は日に日に深まっていた。そんな中、隊員たちは予期せぬ事件に直面することになる。
ホアン君演じるユー・ウェイトン(余卫东)分隊長率いるチームには、ワン・イーボー演じるスナイパーのヤン・ジェン(杨震)、エレイン・チョン演じる語学が堪能なディン・フイ(丁慧)、オウ・ハオ演じる”親善大使”的な存在のジョウ・ジアシュエン(张永泉)などがおり、それぞれの能力を活かして、困難な任務に立ち向かっていく。
ホアン君ならではの安定アクションストーリー
これでホアン君の軍隊とか警察の作品を見るのは何本目だろうか？数えるのも面倒だが(笑)、もう何本も見てるので、ストーリー的には安定していると思ったし、中国警察や人民解放軍の優秀さへの賞賛ももう慣れた。
しかし、本作は映画ということで、何よりも短くて助かった！なんせ、ドラマだと40話がデフォルトだからね。
そうはわかっていても、やはり本作は面白かったと言える。
ロケーションがすごい！
まず舞台となっているアフリカ某国、そしてその町や村やスラム街。中国はかなりアフリカに進出しているので、本当にアフリカで撮影したのかと思ったら、まさかのセット！全て中国国内だそうで、上のリンクの『爱上特种兵』のセットも凄かったが、本作も負けてなかった。
アクションシーンが迫力満点！
昔はハリウッドの戦争映画の迫力などはすごいなぁと思ったが、最近の中国作品のもすごい。私は主にホアン君出演作品しか観ていないが、軍隊にしろ、警察にしろ、消防隊にしろ、それだけでももう規模の大きさが窺える。
消防隊のもそうだったが、本作も火を使うシーンなどはCGではなく、本物だったらしい。そんな中で動き回る隊員たちのアクションは、本当に迫力があるものであった。初めて大画面で見たからというのもあるかもしれない。
ナントカ弾とか、なんちゃら弾（なんだかいっぱいあって覚えられない😅）もふんだんに使われ、その威力の再現力も見事であった。
また、ストーリーに関しても、実際にFPU隊員として派遣された人たちにも取材をして、話を聞いたらしいので、それが色々と反映されているのだろう。
キャストももちろんいい！
ホアン君については次に述べるとして、本作を視聴したかったもう一つの目的はオウ・ハオ！
ホアン君との共演は二作目だが、シーンは短いとはいえ、二人の雰囲気がなんとも言えずいい。
それからエレイン・チョン。彼女とは三作目かな。なかなかのフランス語を聞かせてくれて（配音じゃなかったよね？）、紅一点、頑張っていた。
そしてワン・イーボー！
個人的にはインパクトが薄い俳優なのだが、日本での本作視聴者の99％は、おそらく彼目的だよね。
今回はホアン君とはちょっと過去のしがらみがあるという設定であるものの、任務や自分の信念に一途なところも良かったし、激しい雨の中でのスナイパー役も良かった！
ホアン君の役がちょっと格上げ！
まず本作で驚いたのが、彼がパパでもあったこと！
えーっ、パパ役って初めてじゃないか？
奥さんと息子が出てくるシーンは短いけれど、分隊長という重要な役割だからか、ちょっとそれなりの貫禄を持たせるためにも（？）、パパ役に設定というのは新鮮だったかな。
そしてホアン君と言えばスナイパー役！
昨年の抗日ドラマでもカッコよかったが、今回は分隊長なので、スナイパー役のカッコ良さはワン・イーボーに譲渡！（ってわけでもないかもしれないけど、笑）
なんかその設定にも、ホアン君が今までのような一隊員ではなく、責任感ある上司に昇進したみたいな感じでウルウル❤️
中国作品には興味のない人も多いと思うけれど、よくできたアクション映画なので、興味ある方はぜひ映画館で！