タイBLドラマ「The Yearbook The Series」
主演:Man Supakrit Charoonmatha(マン)、Title Teshin Anusananan(タイトル)、Mean Phiravich Attachitsataporn(ミーン)
2021年 全8話
いしゃーしゃ的オススメ度:★☆☆☆☆
(写真=サイトmadan.funより)
中国と韓国のドラマを数本ずっと観ているのだが、エピソード数が多くてなかなか終わらない💦
そんな合間にちょこちょことBL。本作は観る予定は全然なかったのだが、2話目が配信されたあたりからアジアBLファングループの間で話題になり始めた。MyDramaListで調べたら9月半ばまでに全話配信されるので、それから一気見しようと思っていたら。。。確か全12話ぐらいまであったはずなのだが、急に全8話に変更されていた。とりあえず1話観てみたら、のっけから主演の一人が大好きな台湾人俳優シュウ・ジエカイ(修杰楷)に似ているので、一気にテンション上がった!しかも、エグゼクティブ・プロデューサーが先日視聴した「Club Friday The Series 5-5」主演のピッチとなっていたので、観続けてみることに。
高校生時代の親友のラブストーリー
時は2002年、舞台はミャンマーと国境を接したプラチュワップ県。
幼馴染で高校の同級生であるマン演じるPhobとタイトル演じるNutは親友同士。一緒に大学の医学部に進学しようと、勉強しているが、大事な試験の日、Phobは受けにこなかったのである。Nutは問い詰めるが、「なんとなく行きたくなくなった」としか言わないPhob。そこから二人の友情にヒビが入ってしまう。
イヤーブック、つまり卒業アルバムの撮影の時に二人はやっと仲直りするのだが。。。なんとPhobはバンコクへ引っ越して行ってしまった。
そして4年後にプラチュワップに戻ってくるのだが、そこでNutはPhobがなぜ試験を受けなかったのをやっと知るのだった。
「ラブ・バイ・チャンス」のミーンが監督
本作は、確か私は3話で挫折した「LBC」の主演や、ほかにもいくつかのBLドラマで見たことがあったミーンが初めてメガホンを取ったドラマ。元々はショートムービーのプロジェクトとして発表されたようで、それをドラマシリーズ化したらしい。主演のマンとタイトルは現役の大学生のようで、本作が初主演作。ミーンも医師役で出演している。
ミーン監督ということもあり、話題になったのだが、すみません、また言っていいですか?
テンポがスローすぎる!
回想シーンが長過ぎる!
最初の3話はなかなか良かったのであるが、4話目以降ストーリーに変化が起きるものの、割とグダグダな作りで、特に6話から最終話は時間系列が非常にわかりづらかった。とにかく回想シーンが多いので、そこから「3日前」だの言われると、あれ、どっちが先だっけ?なんて混乱したり(え、私だけ?)。ほぼ一気見している私がこうなので、毎週1エピソードずつ観た人は大丈夫だったろうか?
OSTが何曲かあり、悪くはないのだが、挿入の仕方が正直言って良くない。特に第7話はモノローグが多いのだが、その合間にタイOSTによくあるアカペラっぽいボーカルが何度も入り、まあ歌詞はある程度ストーリーとリンクしているものの、ごちゃごちゃしていてモノローグ自体の内容に集中できない部分もあったりした。
そして最終話。終わり方にもあまり納得できないし、後半はスペシャルエピソードで、キャスト全員が視聴者からのQ&Aに答えるものとなっている。私はこういうのはあまり興味がないので、後半は未視聴。各エピソードの最後にもキャストがそのエピソードの回想などをしているが、その部分もほとんど私は観ていない。
まあ、初監督作品だから仕方ないのかもしれないが、プロット自体はとてもいいと思っただけにちょっと残念。ただ、高評価をしている人も多いので、タイ沼にいる方なら観てみてもいいかもしれない。未確認情報だが、実は23歳の若さでガンで亡くなったBL俳優をモデルにしているという説もあるらしい。
ただ、主演のマンとタイトルは、二人とも台湾人俳優に似ていて可愛かったし(ごめん、そんな理由で。。。でもタイトルに似た子も確かどれかの台湾BLで見た記憶あるなぁ)、初出演作にしてはとても良かったので、彼らにぜひとも今後期待したい。
こちらが少しトレイラーにもなっているOSTの一曲♪