見出し画像

韓国BLドラマ「To my star」

主演:ソン・ウヒョン、キム・ガンミン
2021年 全9話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★☆☆
(写真=Rakuten VIKI公式サイトより)

「華流ドラマの合間のBLドラマシリーズ」第2弾は韓国。前回の特撮BL「Color Rush」がイマイチだったので、これは観ようかどうしようか迷ったのであるが、結果的に予想以上によかった。しかし、これももう少ししたら映画になるようである。

シェフと俳優のラブストーリー

やはり面白いドラマを作る国なので、他の国のBLドラマに比べると設定がバラエティに富んでいる。今回はイタリアンのシェフと俳優という関係。キム・ガンミン演じるイタリアンカフェでシェフを務めるハン・ジウと、ソン・ウヒョン演じるとあるスキャンダルで活動自粛を余儀なくされる俳優カン・ソジュンの間に芽生える恋物語。
2020年の韓国BL「君の視線が止まる先に」と同じ監督、メインキャストの二人も有名ではないが、アイドル出身ではなく既に俳優として活躍してるようなので、安定感ありである。

ソジュンは記者達から身を隠すため、所属事務所のオーナーが所有する一軒家に避難する。しかしそこにはイタリアンレストランで働くジウが住んでいた。実はすでに二人は出会っていた。スキャンダルが発覚してソジュンが逃げている最中に寄ったレストランで、朝食を作ってくれたのがジウだったのだ。

ソジュンは運命のようなものを感じるが、ジウはせっかく作った朝食を食べなかった彼にムッとしていた。そんな二人、性格も正反対だが、ソジュンはジウの気を引くために、料理を教えてくれとせがむ。同居して、一緒に料理をしたり、バスケをしたりして少しずつ二人の間の距離が縮まっていく。

もう少し踏み込んだサイドストーリーが欲しかった

ソジュンとジウが仲良くなっていく過程は良かったと思うが、ちょっと説得力に欠ける部分もあり。そしてこれも15分x9話という短いものなので、どうしてもサイドストーリーが弱い。ジウが働くカフェのオーナーがどうもジウに気があるようだったのだが、その辺をもうちょっと深く掘り下げていって三角関係にしてくれると良かったなとも思ったり。
カフェを閉店することになった経緯、そしてそれに関して英語を喋る女性が二人登場するが、これ必要だった?とも思ったり。
ソジュンのスキャンダルの真相もドラマかなり後半で明らかにされるのだが、なんかそれって今更必要だった?とも思ったり。
サフランリゾットの作り方に異議あり!と思ったり。

8話までは割と淡々と物語が進んでいく感じだが、最終話は一気にキュンキュン度が高くなり、ソジュンがとても可愛いので、まあそれで評価を3つ星にしておこう。

このドラマのOSTも良かったのだが、残念ながら現時点で正式には発売、配信されていないようである。なので楽天TVの予告編をリンク。この冒頭の、ソジュンがドアの前で待っている姿(最終話の1シーン)が、スクショが出回り、アジアBLドラマファンの間では忠犬のようで可愛すぎる!と大評判であった。