その規模、野球の7.5倍。北米4大プロスポーツリーグをご存じですか?
いよいよです。スーパーボウル。日本時間の明日の朝、キックオフです。
あ、お気になさらずに。「なにそれ?」と言われるのは慣れてますから。
スーパーボウル、アメフト(アメリカンフットボール)のプロリーグの優勝決定戦、日本で言えば野球の日本シリーズみたいなものです。
あ、それもお気になさらずに。「ラグビーと違うの?」も当たり前に言われますから。
違います。サッカーと野球くらい、全然違います。
アメリカ文化にこれほどかぶれた日本でも、アメフトだけはまだ受け入れられていないようで。周りを見渡しても、アメフトの話ができる人はほとんどいません。
しかし、ちょっと驚くほど、その規模は大きいのです。
『北米4大プロスポーツリーグ』をご存じでしょうか?
MLB メジャーリーグベースボール
NBA ナショナルバスケットボールアソシエーション
NFL ナショナルフットボールリーグ
NHL ナショナルホッケーリーグ
意外ですよね? 野球とバスケは知っていても、アメフトとホッケーが『4大』とまで言われているなんて。(僕もホッケーは全く知識ゼロですが)
ちなみに現在のアメリカではサッカーも人気があるらしいのですが、その規模や収入などはこれらの4大スポーツには到底及ばないらしいです。
【各リーグの年間総収入】(Wikipediaより)
NFL(アメフト) 150億ドル
MLB(野球) 103億ドル
NBA(バスケ) 50億ドル
NHL(ホッケー) 37億ドル
(参考)
MLS(サッカー) 4.9億ドル
日本の野球 20億ドル
おわかりでしょうか?
アメリカにおけるアメフトは、かつてイチローが活躍したメジャーリーグの1.5倍の規模、日本の野球の7.5倍の規模なのです。
スーパーボウルの視聴率は毎年40%を超え、「スーパーボウルのブランド価値は4億7000万ドルで、夏季五輪やサッカーのワールドカップをも上回る」(米誌フォーブス)とも。
すごいなと思うのは、スポーツをきちんとビジネスとして収益化しているところです。
これはあくまで個人的な意見なのですが、アメリカではスポーツはショービジネスのカテゴリーに入っているのではないかと思っています。
各リーグが、どうしたら強くなるのか、だけではなく、どうしたら金を生み出せるのかを徹底して考え抜き、実践しいている。
このあたりは、日本のスポーツリーグなども学ぶところが多くあると思います。
池井戸作品のドラマ『ノーサイドゲーム』でも描かれていましたが、現実には強いだけではスポーツは続けられません。
広告収入、チケット、グッズ販売、その他諸々の、スポーツにはお金が必要なのです。
そのあたりの詳しいことは、ここでは割愛させていただきますので、ご興味がある方はこちらの書籍でもぜひ読んでみてください。
しかしここまでくると「どんなスポーツなんだろ?」と気になりませんか?
気になったら、明日が最適。
そうです。アメフトのプロリーグの優勝決勝戦。スーパーボウルです。
スーパーボウルはNHK(BS)でも放映されます。NHKは簡単なルールも交えて解説してくれるので初めての方でも楽しく見ることができます。
また日テレG+ではスーパーボウルが無料視聴できるとのこと。さらに、地上波では日テレで見ることができます。
【スーパーボウル 放映予定】
NHK(BS1)
2月8日(月)朝8時半~ リアルタイム
2月9日(火)午前0時~ 再放送
日テレG+
2月8日(月)朝8時半~ リアルタイム
日テレ(地上波)
2月9日(火)午前 01:04~ 録画放送
ただ、注意点が一つ。
長いです。全部見てたら4時間くらいかかります。でも、雰囲気を楽しむのも大切ですから。お祭り気分で騒ぐのも楽しいですよ。
これまでは僕は毎年パブリックビューイングに行って観ていました。今年はそれもなく。明日は休みをとって家で一人で観ます。
でも、盛り上がっていきますよ。いつもの通り、ゲーム開始前の国歌斉唱で、最初のビールを一本飲み終えるつもりです。
これまで観たことのない人も、この機会に、ぜひ。
【1991年スーパーボウルでの伝説の国歌斉唱】
「いいから見て!面白いから!」と毎年周りの人には勧めるのですが…
去年なんか「教えて欲しい!」と言われたので、初心者でもわかるようにルールブックまで作って渡したのに「あとで見ておくね」と言われてその後一切感想も連絡なし。どうもそのまま捨てられてたようです。
でもそれにも、もう慣れてます。明日は一人で観て、一人で盛り上がって、昼過ぎから池袋で全然アメフト知らない人と飲んできます!
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