栗木さん
むかし、栗木さんに似てると言われたことがある。それはビジュアルなのか、生き方なのか、今となってはその人に確認するスベもない。
ヒマラヤ登山の話を聞いて特に怖いなと思ったのは、「デッドゾーン」だ。ふつう僕らが運動して、疲れたら一休みして、回復したらまた運動する。これは当たり前の話だが、エベレスト山頂付近では通用しない。酸素が薄すぎて、休んでいても体力を失うばかり。これがデッドゾーンだ。
僕らは最近、夏にデッドゾーンに出会うことがままある。真夏の炎天下歩いていて汗だくになったら、木陰で一休みして涼む。そして歩き出す。ところがこれ、最近は夏の気温が高すぎて、休んでいても体力を持っていかれるばかり。これもある種のデッドゾーンだ。早くエアコンの効いた室内に退避しなければ。
無酸素でエベレストに登ろうとした栗木さん。
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